今週に入り、九州は朝晩からぐっと冷え込みが強まり、一気に秋めいています。今、九州のあちらこちらではススキが穂を開き、風に揺れている様子が見られます。

(福岡県北九州市平尾台 10月10日撮影)
(福岡県北九州市平尾台 10月10日撮影)

やや遅いススキの開花

九州では、秋の七草の一つススキが穂を開いています。気象台では、ススキの穂がおよそ20パーセント以上開いたときを、開花として観測しています。
これまで観測された地点は、
9月26日 本市(平年より10日遅い)、
9月27日 宮崎市(平年並み)、
10月1日 福岡市(平年より8日遅い)と大分市(平年より14日遅い)、
10月6日 佐賀市(平年より15日遅い)、
10月7日 長崎市(平年より10日遅い)など、
ことしは平年より10日前後も遅い所が多くなっています。
9月から10月初めにかけて、気温が高かったことが影響しているものと思われます

あすは十三夜のお月見

あす10月13日は旧暦9月13日で、「十三夜」のお月見です。旧暦8月15日の「中秋の名月」が「芋名月」と言うのに対し、「十三夜」は「豆名月」や「栗名月」と言われます。
あすの九州は雲が広がりやすいですが、雲は薄いため、雲の切れ間から月がのぞいたり、おぼろ月が見られる所が多くなりそうです。
あすはススキや団子などお供えして、夜空を見上げてみましょう。