本州付近は秋の高気圧に覆われて、晴れ間の広がる所が多いでしょう。乾いた空気に包まれ、日中は快適な所が多くなります。三連休の最終日は、まずまずのスポーツ日和&お出かけ日和と言えそうです。

予想天気図
予想天気図

西ほどスッキリ晴れる

秋雨前線は本州の南の海上に南下し、本州付近は移動性の高気圧に覆われます。九州から北海道にかけて、晴れる所が多いでしょう。特に、九州から東海はスッキリした青空の広がる所が多くなりそうです。関東から東北の太平洋側や北陸は雲が広がりやすいものの、晴れ間は出るでしょう。天気の崩れはないので、外出に雨具を持つ必要はなさそうです。ただ、寒気の影響で、東北や北海道の日本海側は雲が多めで一時的に雨の降ることがあるでしょう。一方、沖縄は前線が停滞し、台風19号からの湿った空気が入ります。雲が広がりやすく、所々で雨が降る見込みです。
また、本州の南の海上を台風20号が北上していますが、今後、本州付近に近づくことはなさそうです。ただ、台風からのうねりが入るため、太平洋側は波の高い所があります。沖縄も台風19号のうねりが届くので、海のレジャーは注意して下さい。

日中は快適でも、朝晩はヒンヤリする

秋の空気に入れ替わったため、けさの最低気温は全国的にこの秋一番低くなった所が多くなりました。札幌は7.1度まで下がるなど、北海道や本州の山沿いは冷え込みが強まりました。東北から九州の平野部でもヒンヤリした朝となり、仙台11度、東京17.5度、大阪15.8度、福岡16度と、この秋一番低い気温でした。
日中の予想最高気温
北海道は15度を下回る予想です。札幌は13度、旭川は10度と、10月下旬から11月上旬並みです。昼間も寒く感じられるため、外出にはコートが必要です。
東北や北陸、関東は20度前後の予想で、過ごしやすい見込みです。
東海から九州は25度前後の予想です。25度を超えたとしても、カラッとした暑さでしょう。
秋の空気は乾燥しています。日中は過ごしやすいと感じても、朝晩はぐっと涼しくなるでしょう。一日の中で気温の変動が大きくなると、体調を崩しやすくなるものです。関東以西の地域も夜にかけての外出には羽織る物があると良さそうです。服装の調整を上手に行い、風邪を引かないようにお気を付け下さい。あす(11日)朝は、けさよりも冷える所がありますので、今夜は暖かくしてお休みください。

津軽平野も冬便り

今月7日の岩手山に続き、けさは青森県の最高峰で日本百名山の一座、岩木山(いわきさん)から「初冠雪」の便りが届きました。岩木山は青森県西部に広がる津軽平野のどこからも見ることができ、その優美な山の姿から「津軽富士」ともいわれます。地元では「お」をつけて「お岩木山」とも呼ばれ、古くから信仰の山でもありました。
岩木山の今年の初冠雪は、平年より11日早く、昨年より4日早い観測です。ちなみに岩木山の初冠雪を観測しているのは、麓の弘前市ではなく、少し離れた青森市にある青森地方気象台です。