28日午前3時、台風18号が発生しました。ことし9月の台風の発生数は7個目。平年の発生数が4.8個ですから、9月としては多くなっています。

台風18号情報

午前3時現在、台風18号の中心気圧は1000ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は毎秒18メートルで、最大瞬間風速は毎秒25メートルです。今後、しばらくは西へ進む見込みです。発生した海域や発生当初の予想進路をみると、先週、日本列島に大きな災害をもたらした台風16号や、石垣島などの先島諸島や台湾に大きな影響を与えた台風17号と同じようなスタートを切っています。

豆知識1 10月も台風シーズン

9月までの平年の台風発生数は18.4個です。ことしは台風1号の発生は遅くなりましたが、7月、8月、9月ともに平年の発生数を上回り、個数自体は9月までの平年の発生数に追いついたことになります。台風の月別の発生数の平年値は10月が3.6個で、10月もまだまだ台風シーズンです。今後の台風情報にご注意ください。

豆知識2 台風18号はハイビスカス

台風18号にはチャバ(Chaba)というアジア名が命名されました。チャバとは、タイの言葉で「ハイビスカス」という意味です。アジア名は、アジアの14の国や地域が、それぞれ10の名前を出し合っていることは、9月23日の日直予報士「台風17号(メーギー)発生」の中でご説明しましたが、タイからは女性名や神様の名のほか「バラ」「マンゴスチン」などの植物の名前が用意されています。一年中美しい花にあふれる国ならではですね。