きょう(12日)は、秋雨前線が九州付近で活動を強め、九州各地で激しい雨が降っています。
秋雨前線は、この先しばらく九州付近に停滞する見込みで、九州は大雨に警戒が必要です。

九州付近の雲画像へ
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九州・秋雨シーズン突入

きょう(12日)、九州は活発な秋雨前線の影響で断続的に雨が降り、各地で雨脚が強まりました。福岡県太宰府市では午後2時39分までの1時間に45ミリの激しい雨が観測され、きょう(12日)未明の降り始めから午後4時までの雨量が130ミリに達しています。宮崎県延岡市北方では、きのう(11日)の降り始めからきょう(12日)午後4時までの雨量が199.5ミリに達するなど、九州の広い範囲で雨量が多くなっています。

今週は大雨に警戒!

秋雨前線は、夏の暑い空気と秋の涼しい空気の境目にできる前線で、梅雨前線と同じく「停滞前線」という種類の前線です。2つの空気が同じぐらいの力でぶつかりあっているため動きが小さく、同じような場所に繰り返し雨をもたらします。今週は、秋雨前線が九州付近に停滞し、前線に向かって湿った空気が流れ込んで前線の活動が活発な状態が続く見込みです。強弱を繰り返しながら雨が降り、週末にかけてさらに雨量が多くなる見込みです。土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに十分な注意・警戒が必要です。