非常に強い台風14号(ムーランティ)は、衛星画像でみると、目がくっきりしています。さらに発達し、明日(13日)は「猛烈な」勢力になる予想です。「猛烈な」勢力になると台風1号以来で、今年、二つ目です。

衛星画像でとらえた台風14号(ムーランティ)
衛星画像でとらえた台風14号(ムーランティ)

台風14号 猛烈な勢力に

非常に強い勢力の台風14号(名前はムーランティ)はフィリピンの東の海上を西北西へ進んでいます。衛星画像をみると、目がくっきりしていて、発達している様子が分かります。中心の周りには白く輝く発達した雲が渦を巻いています。
台風14号は今後、さらに発達する見込みで、明日(13日)には「猛烈な」勢力になる予想です。「猛烈な」勢力とは最大風速を基準にしており、一番強いランクです(下の図参照)。今年は「猛烈な」勢力となっているのは台風1号のみで、台風14号が「猛烈な」勢力となれば、今年二つ目です。台風14号は明日(13日)には中心気圧が915ヘクトパスカルまで下がる予想で、中心付近では最大風速55メートルの風が予想されています。
台風14号は、今後も西よりに進み、台湾とルソン島(フィリピン)の間のバシー海峡へと進む予想です。今のところ石垣島や宮古島など先島諸島も暴風域に入ることはない見込みです。ただ、先島諸島では明日(13日)は台風周辺の湿った空気の影響で、午後は雨が降るでしょう。15日(木)にかけて、海上はうねりを伴って、しける見込みですので、海岸付近には近づかないようにして下さい。

まだ続く台風シーズン

衛星画像を見てみると、台風14号以外にも南にはまとまった雲があります。台風のたまごである熱帯低気圧で、今後、台風に発達する可能性があります。今年は7月以降、次々と台風が発生し、日本にも台風が度々接近、上陸しましたが、まだまだ台風シーズンが続きます。今後も台風の動向から目が離せない日が多くなりそうです。