昨日(9日)の北海道は、道東を中心に大雨となりました。根室地方の羅臼では9日の日降水量が183.5ミリと統計開始以来1位となりました。大雨のピークは越えましたが、引き続き土砂災害に警戒が必要です。

アメダス(24時間降水量)
アメダス(24時間降水量)

土砂災害に警戒を

北海道に大雨を降らせた低気圧はオホーツク海を北上し、次第に遠ざかります。低気圧から雨雲が流れ込みやすい道北を中心に雨が残りますが、少しの雨でも土砂災害の起こる恐れがあります。
9日の日降水量が183.5ミリと統計開始以来1位となった根室地方の羅臼では土砂崩れが発生し、現在も羅臼町には土砂災害警戒情報が発表されています。
雨がやんでも、時間がたってから土砂災害が発生したり、川が増水することもあります。
ここ1か月間で降った記録的な大雨の影響が残っています。普段の大雨の後とは状況が違うと考えて、引き続き土砂災害に警戒して下さい。

明日(11日)以降は、青空が続く

明日(11日)以降は、北海道付近は高気圧の圏内で日本海側やオホーツク海側を中心に晴れ間の広がる日が続く見込みです。さわやかな空気に入れ変わります。日中は夏の名残りを感じる暑さとなる日もありますが、朝晩は空気がひんやりしそうです。