北海道は台風13号から変わった低気圧の影響で大雨となっています。降り始め(8日12時)からの雨量は十勝地方の広尾は150ミリを超え、日高地方のえりも町目黒や根室地方の羅臼でも100ミリを超えました。

北海道は再び大雨

北海道は低気圧の影響で太平洋側やオホーツク海側を中心に大雨となっています。降り始めから9日16時までの雨量は十勝地方の広尾で154ミリと平年の9月ひと月の雨量の6割ほどの雨が降りました。日高地方のえりも町目黒は138ミリ、根室地方の羅臼で125ミリと大雨となっています。また、釧路地方の釧路町知方学(ちっぽまない)では午後3時頃に1時間に49.5ミリの激しい雨が降り、観測史上1位の記録となりました。
北海道では10日明け方まで雷を伴って断続的に激しい雨が降り、太平洋側東部では9日夜のはじめ頃にかけて非常に激しい雨の降る所がある見込みです。太平洋側とオホーツク海側では10日明け方にかけて、日本海側北部では10日昼前にかけて、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、はん濫に厳重に警戒してください。
また、太平洋側東部では低気圧の接近により潮位が高くなるため、9日夜のはじめ頃にかけて高潮に厳重に警戒してください。
これまでの台風等による大雨で被災した地域では、地盤の緩んでいる所や増水している河川があります。今回の雨で土砂災害や洪水の危険度が高まっていますので、屋外での作業等には十分に注意してください。