台風12号は熱帯低気圧に変わりましたが、6日(火)は北海道や東北を中心に湿った空気が流れ込み、所々で激しい雨に。日本の南には別の熱帯低気圧ができ、今後はその動向に注意を。太平洋側で大雨となる恐れもあります。

元台風12号の湿った空気

台風12号は今日(5日)未明に長崎市付近に上陸したあと、午前9時には対馬近海で熱帯低気圧に変わりました。熱帯低気圧に変わりましたが油断はできません。今夜(5日)も湿った空気の流れ込みが続き、四国や本州では所々で雨雲が発達。近畿や東海では激しく降る所もあるでしょう。
明日(6日)は北海道付近に別の低気圧や前線が進み、元台風12号の湿った空気が流れ込みます。北海道や東北を中心に大気の状態が不安定になり、激しい雨の降る所もあるでしょう。先月の大雨の影響で、川の水位が高くなっている所や地盤の緩んでいる所があります。河川の増水や土砂災害などに注意が必要です。

この先、日本の南の低気圧の動きに注意を

日本の南には、まとまりかけている雲があり、今後、台風のたまごである熱帯低気圧となる見込みです。今後、台風となるかはまだはっきりしませんが、沖縄近海は海面水温が高く、発達する可能性もあり、注意が必要です。沖縄では、この熱帯低気圧の影響で、7日(水)にかけて断続的に雨や雷雨で、局地的に激しく降るでしょう。風も強まり、荒れ模様となりそうです。
その後、低気圧は本州の南岸沿いを進む可能性があります。本州付近には前線も延びる予想で、低気圧の動きによっては九州から関東の太平洋側を中心に大雨となる恐れもあります。7日(水)は西日本を中心に、8日(木)は東海や関東に活発な雨雲がかかり、雨量が多くなる可能性があります。低気圧の動きはまだはっきりしませんが、雨雲の元となるたっぷりと湿気を含んだ空気を運んでくる可能性がありますので、その動向に注意が必要です。