5日(月)午前1時過ぎ、台風12号が長崎県長崎市付近に上陸しました。台風12号は今後進路を北東に変えて次第に日本海へ進む予想です。なお、西日本(九州から近畿)への台風上陸は今年初めてです。

     
     

今後の予想と防災上の注意点

長崎県長崎市付近に上陸した台風12号の影響で、九州北部には台風本体の活発な雨雲がかかり、断続的に激しい雨が降っています。台風12号は今後、北東に進んで、5日夜には山陰沖に達し、6日には熱帯低気圧に変わる見込みです。九州北部では5日昼前にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。沿岸部や海上では、非常に強い風が吹いて、海上はしけの状態が続く見込みです。引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、強風や高波に厳重な警戒が必要です。

台風 今年初めて西日本上陸

今年は、台風の発生が7月になってからと遅かったのが特徴で、日本付近になかなか接近・上陸しなかったのも特徴です。8月に入って北海道や東北、関東には相次いで接近や上陸しましたが、ここにくるまで東海と近畿から九州には一度も近づきませんでした。この台風12号の上陸が今年初めてになります。