この週末の北海道の天気は小康状態となっていますが、十勝地方の札内川や音更川など河川の増水に警戒が必要です。内陸を中心に蒸し暑く、復旧作業などでは熱中症や食品の取り扱いに注意が必要です。週明けは再び雨で激しく降る恐れがあります。今後の気象情報に注意が必要です。

引き続き河川の増水に警戒を

北海道では、8月の特に後半は、相次ぐ台風の上陸と台風10号の接近により、記録的な大雨となりました。河川のはん濫や浸水などにより深刻な被害がでています。
3日12時現在も十勝地方の札内川にはん濫発生情報、音更川にはん濫警戒情報が発表されています。南富良野町や帯広市、音更町、幕別町、中札内村では河川の増水に警戒して下さい。
今日は台風12号からのびる雲が北海道にかかり、内陸などではにわか雨の恐れがあります。これまでの大雨で地盤がかなり緩んでいる恐れもあるため、土砂災害にも引き続き注意が必要です。
この週末は夏のような暖かく湿った空気が流れ込むため、内陸を中心に30度くらいまで上がり蒸し暑さが続きます。
復旧作業などでは熱中症に注意してください。食品の取り扱いにも注意が必要です。

週明けは激しい雨の恐れ

台風12号は、週明けには日本海で熱帯低気圧になり、北海道への台風の直接の影響はない見込みです。しかし、油断は禁物です。
北海道には、熱帯低気圧がもたらす暖かく湿った空気が流れ込み、上空には寒気が居座るため、大気の状態が不安定になります。
月曜日には太平洋側を中心に雨が降りだし、火曜日は全道的に雨が降るでしょう。水曜日も雨の残る所があります。局地的に激しい雨が降り、量も多くなる恐れがあります。これまでの大雨の影響が残る中で、さらなる雨となるため、これまでは大丈夫だった所でも河川の増水や土砂災害が発生する恐れがあります。引き続き、最新の気象情報に注意してください。
自分の住む所は大丈夫と過信せず、万が一の備えを行ってください。