1日午前9時に発生した台風12号は、今週末に九州など西日本を直撃する恐れが出てきました。沖縄は早くも今日から影響が出そうです。今回は発生してからすぐに近づいてきますので、きょう、あす中の対策をお願いします。

台風12号進路予想
台風12号進路予想

特徴は?

台風12号の特徴は、比較的大きさがコンパクトで、強風域や暴風域が小さいということです。ただ、コンパクトと言っても、近づくと急に雨や風が強まります。沖縄近海では海面水温が平年より高く、30度くらいあります。このため、沖縄付近で発達しながら北上し、九州に接近する頃には暴風域を伴っている可能性があります。
※強風半径:風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲。
※暴風半径:風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲。

今後の進路は?

あす(2日)にかけて、沖縄本島地方と大東島地方の間を、大東島地方よりに北上し、あすの未明に大東島地方に最も接近するでしょう。大東島地方では今日の夕方から強い風が吹き、夜遅くには非常に強い風が吹く見込みです。また、海はうねりを伴い急に波が高まり、夜遅くからしける見込みです。
大東島地方で2日にかけて予想される最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。
予想される波の高さは、大東島地方で4メートルから5メートル。沖縄本島地方で2.5メートルです。
その後、3日から4日にかけては、西日本に接近する予想です。特に九州を中心に直撃する恐れもあり、大荒れの天気に警戒が必要です。
今回は、台風が発生してから早めに近づいてきますので、きょう、あす中の対策をお願いします。
※西日本:九州、四国、中国、近畿