週末は、寒冷前線が近づく北海道や東北で大雨の恐れがあります。その他も雲が広がりやすく、天気の急変に注意が必要です。週明けは、台風10号が本州に接近または上陸の恐れも。

週末の天気
週末の天気

8月最後の週末 北海道や東北は大雨の恐れ

26日(金)から北日本に寒冷前線が近づき、27日(土)にかけて前線が停滞する影響で、北海道や東北を中心に、大雨となる恐れがあります。北海道や東北では、25日(木)夜から雨の降り始める所があり、26日(金)朝には広く雨でしょう。局地的には非常に激しく降り、落雷や突風などの恐れもあります。午前は日本海側で強まり、午後は太平洋側も含めて、激しい雨や雷雨に注意が必要です。北海道は相次ぐ台風の上陸で大雨となった直後ですから、更に大雨が降ると、土砂災害や川の増水、氾濫などの恐れがあります。川や山の斜面など、危険な場所には近づかないようにしましょう。日曜は秋田で晴れマークになっていますが、やはり局地的な大雨にまだ注意が必要です。

関東から西も天気急変に注意

関東から九州にかけても、日本海側に接近する寒冷前線の影響や南からの湿った空気の影響で、大気の状態が不安定となります。特に、北陸から山陰にかけては、広い範囲で雨が降り、局地的に土砂降りになることもありそうです。その他の関東から九州は、晴れ間の出る所が多いですが、急に空が暗くなってきたら、突然の雨や雷雨に注意が必要です。降れば道路が一気に川になるような雨となるでしょう。川遊び、山や海のレジャーは、天気の急変に注意してください。
西日本の厳しい暑さは、28日(日)にかけて一時的におさまる傾向です。ただ、8月末から再び猛烈な暑さが予想されますので、まだまだ熱中症に警戒してください。

台風10号 更に発達のち、本州接近か上陸の恐れ

25日(木)午前3時、台風10号の中心気圧は945hpa、「非常に強い」勢力となりました。海面水温の高い南大東島近海に長く停滞していて、みるみる発達しています。この先も発達を続ける見込みで、27日(土)は南大東島近海で「猛烈な」勢力に発達する見通しです。土曜あたりから、次第に北東へ動き始めるでしょう。週明け29日(月)から30日(火)にかけて、本州に接近または上陸の恐れがあります。
今回の台風は、暴風域が比較的小さいため、近づくと急に風が強まる恐れがあります。また、勢力を伴ったまま、本州に接近の恐れがあるため、厳重警戒をしなければなりません。まだ予報円は大きく、進路が定まっていない状況ですので、刻々と変わる台風情報を常にご確認ください。また、台風10号に近い、大東島地方の海上では、27日(土)にかけて、うねりを伴った大しけ(6m~9m)が続きます。高波に厳重な警戒が必要です。関東から西の海上では25日(金)夜からうねりが入り始め、26日(土)から波がやや高くなるでしょう。海のレジャーをご計画されている方は、台風から離れた地域でも、うねりを伴った高波に十分注意してください。