日本の南でほとんど停滞していた台風10号(ライオンロック)が東寄りに向きを変えて、ゆっくりと動き始めました。海面水温の高い域を進み、今後さらに発達する見通しです。

台風10号が東寄りに動き出した
台風10号が東寄りに動き出した

19日(金)午後9時に八丈島の東で発生した台風10号は、21日(日)の午後9時までは日本の南を西寄りに進んでいました。
その後、やや南寄りに進路を変えたものの、22日(月)の午前6時以降は日本の南でほとんど停滞していました。
ところが・・・きょう23日(火)の午前3時の実況では東南東に進んでいます。
停滞していた台風10号(ライオンロック)が再び動き出して、向きを東寄りに変えています。
今後、海面水温の高い域を進むため、発達する見通しです。予報円が広く、進路にぶれがありますが、
あさって25日(木)には「強い」勢力で沖縄の大東島地方にかなり接近する可能性があります。
奄美地方と沖縄本島地方、大東島地方の海上や海岸付近ではうねりを伴った高波に注意が必要です。
また、大東島地方ではあす24日(水)から非常に強い風が吹き、あさって25日(木)は暴風になる恐れもあります。
台風10号がどう進むのか、今後の情報に注意が必要です。
なお、西寄りに進んでいた台風が東または北寄りに進路を変えて日本へ接近、上陸した台風は・・・・・・・・
★1964年(昭和39年)の台風14号は上陸しました。
★1968年(昭和43年)の台風7号は接近しました。