3個の台風が列島に近づき、大雨や暴風をもたらす恐れがあります。総雨量がたった2日ほどで平年の一ヶ月分を上回る所も。海上は大しけに。陸でも海でも台風へ警戒です。

3個の台風が列島に影響か
3個の台風が列島に影響か

3個の台風、どう動く??

台風が3個になる見込みです。それぞれが列島に近づく恐れがあります。
最新の情報から、お住まいの地域にどんな影響がありうるかを確認し、備えをしてください。
台風9号は22日(月)から23日(火)頃に本州付近にかなり接近、上陸の可能性があります。
東日本や北日本を縦断していくような進路をたどりそうです。
台風10号は本州の南を西南西へ進むでしょう。進路によっては九州南部、または沖縄へ近づく可能性があります。
日本の東にある熱帯低気圧はきょう(20日:土曜)の内に台風へと変わり、関東から東北、北海道にへ接近する可能性があります。
日本列島には暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、全国的に大気の状態が不安定です。
所々で雨雲が発達して、激しい雨の降る恐れがあります。
特に東北や北海道ではたった2日ほどの短期間で一ヶ月の総雨量(平年値)を上回るほどの雨が降る所もありそうです。
先日の台風7号で大雨になり、川が氾濫した所もあった北海道では、今回も再び大雨となる恐れがあります。
土砂災害、川の氾濫などに警戒が必要です。
今後も台風の情報を日直予報士で随時更新していきます。
予想される雨の強さや風の強さなど、こまめに確認して下さい。

台風に備えて何をすれば良いか

【大雨に備えて】
雨どいや排水溝、側溝に土砂や落葉、ゴミが詰まっていませんか??掃除をして水はけをよくしておきましょう。
大雨で浸水する可能性がある場合は家財道具や家電製品などは高い場所や二階以上へ移動させましょう。
電気のコンセントは漏電、ショート、感電の恐れがあるため、コンセントは抜いておきましょう。
(避難の際はブレーカーを落とした方が安心ですね。)
【暴風に備えて】
ベランダや庭など屋外に飛ばされやすい物は置いていませんか??固定するか室内にしまいましょう。
暴風で飛んできたもので窓ガラスにヒビが入り、割れる恐れがあるため、雨戸がある場合は閉めましょう。
※カーテンを閉めておけば、ガラスが割れた時、破片が飛び散るのを防ぐことができます。
車庫、物置、犬小屋などはしっかり固定しましょう。
商店などでは看板が飛ばされたり自動販売機が倒れたりしないか点検しましょう。
【避難場所や経路について】
避難場所やそこへ行き着くまでの安全な避難経路はわかりますか??確認しておきましょう。
川は増水する危険性があるため、なるべく川沿いの道を避けた経路を探しましょう。
自治体からハザードマップを入手し、近くで洪水の恐れのある河川や土砂災害の恐れがある場所を確認しておきましょう
※↑避難場所や避難経路を決める際に役立ちます。
浸水した場合、避難経路が限定されるため、複数の避難経路を確認しておきましょう。
【非常持ち出し品の点検】
停電になることもあるため、懐中電灯を用意し、ちゃんと点灯するか確認しておきましょう。
断水になった場合に備えて飲み水や生活用水の確保、備えをしておきましょう。
避難場所で何日間か過ごすことを考え、貴重品など、非常持ち出し品の内容を再点検し、食料などの確保もしておきましょう。