台風7号は昨夜から今朝にかけて関東に大雨をもたらしたあと、東北に大雨をもたらしています。福島県の鷲倉では降り始めからの雨量が200ミリを超えました。東北には土砂災害警戒情報のだされている地域があり、警戒が必要です。

現在は東北に台風の活発な雨雲

台風7号は17日正午、現在、三陸沖を北上しています。台風本体の活発な雨雲がかかり、今朝は福島県の茂庭で1時間に55.5ミリの非常に激しい雨が降りました。福島県の鷲倉では降り始めからの雨量が200ミリを超えました。この時間は活発な雨雲は東北北部に移り、岩手県や秋田県、青森県の所々で1時間に30ミリを超えるような激しい雨が降っています。現在も山形県や宮城県、岩手県や秋田県、青森県には土砂災害警戒情報のだされている地域があります。大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まっています。土砂災害の発生しやすい地区にお住まいの方は、早めの避難を心がけるとと もに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。
東北では風も強まっており、昼前に宮城県の石巻で最大瞬間風速24.5メートルを観測しました。
台風7号は夜には北海道に上陸する見込みです。北海道は大雨による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水や氾濫、暴風、高波、高潮に警戒が必要です。

関東にも大雨をもたらした

台風7号は昨夜から今朝にかけては関東にも大雨をもたらしました。茨城県の土浦は1時間に65.5ミリの非常に激しい雨が降り、観測史上1位の値を更新しました。沿岸部を中心に雨量が多くなり、降り始めからの雨量は茨城県の花園では168ミリ、大能では146.5ミリを観測しました。また、千葉県の勝浦では161ミリと平年の8月ひと月分の雨量を超える雨が降りました。東京都心でも昨夜はザーザー降りの雨となり、降り始めからの雨量は47.5ミリでした。
昨夜からは次第に風も強まり、特に台風が最接近した今日の未明から明け方にかけて千葉県の銚子で25.5メートル、東京の羽田で23.7メートルの風を観測しました。