現在、関東地方では大気の状態が不安定になっており、雷を伴って激しい雨の降っている所があります。この後も夕方にかけて雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、局地的に1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の降る所もありそうです。

現在、関東地方の上空約5500m付近には氷点下6度以下の寒気が流れ込み、
地上付近には暖かく湿った空気が流れ込込んで大気の状態が不安定になっています。
このため、
関東地方は雨の降っている所が多く、
雷を伴って激しく降っている所もあります。
今日(15日)の午前11時までの1時間の解析雨量では、
千葉県市原市付近で約100ミリの雨を観測しました。
また、
神奈川県横浜市付近では午後1時までの1時間で約80ミリの雨を観測しました。
雨雲の動きが遅く、
この後も同じ場所で雨が降り続くおそれがあります。

横浜市根岸森林公園の様子 (福冨予報士撮影)
横浜市根岸森林公園の様子 (福冨予報士撮影)

上空の寒気は今後ゆっくりと東へ抜けていく見込みですが、
関東地方では引き続き大気の不安定な状態が続くでしょう。
夕方にかけて雷を伴って激しい雨が降り、
局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨の降る所もありそうです。
低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害などに警戒してください。
また、落雷やひょうが降るおそれもあります。
外出の際は天気の急な変化に注意し、
農作物の管理にも注意が必要です。