台風1号が6日(水)午前9時、「猛烈な」台風にまで発達しました。中心の気圧は910hPa、中心付近の最大風速は55m/s、最大瞬間風速は80m/sです。

台風1号が「猛烈な」台風に発達

現在、フィリピンの東を進む台風1号は、午前9時に「猛烈な」台風にまで発達しました。
中心の気圧は910hPa、
統計開始以来、台風1号が910hPaまで下がったことはありません。
これまでにも台風1号で「非常に強い」まで発達したものはいくつかありましたが、
「猛烈な」強さにまで発達した台風は統計開始以来、前例がありません。
台風1号としては統計の始まった昭和26年(1951年)以来「最強」の台風です。

台風の「強さ」とは、
最大風速で区別します。
最大風速が
33m/s以上~44m/s未満は「強い」台風
44m/s以上~54m/s未満は「非常に強い」台風
54m/s以上は「猛烈な」台風
現在、
台風1号はフィリピンの東を1時間に35km/hの速さで西北西に進んでいます。
中心付近の最大風速は55m/s、
最大瞬間風速は80m/sです。
台風は今後も西北西に進み、
「猛烈な」勢力を保ったまま7日(木)から8日(金)にかけて先島諸島に近づくおそれがあります。
先島諸島では7日(木)の明け方から強い風が吹き、
八重山地方では7日(木)の夕方から暴風になるでしょう。
予想される最大風速(最大瞬間風速)は
宮古島地方 18m/s (30m/s)
八重山地方 25m/s (35m/s)
8日(金)の明け方にかけて暴風に警戒してください。
波も高くなっています。
沖縄地方の沿岸の海域では台風からのうねりが入っていて、
大東島地方は今日の昼過ぎから、沖縄本島地方では夕方から、先島諸島では夜のはじめ頃から波が高くなり、
大東島地方は今夜遅くからしける見込みです。
予想される波の高さは
今日  (あす)
沖縄本島地方  3m     (5m)
大東島地方    4m     (4m)
宮古島地方    3m     (8m)
八重山地方    3m    (10m)
台風の接近に伴い、先島諸島では7日朝から大しけとなり、
八重山地方では7日夕方から猛烈にしける見込みです。
なお、先島諸島では、8日にかけて大しけや猛烈なしけ
の状態が続く見込みです。
引き続き高波に厳重な警戒が必要です。
今後も警報や注意報、最新の予報などをこまめに確認するようにしてください。