2日は金沢で37度と体温以上の暑さになりました。その北陸は3日にかけて雷雨に注意。3日は猛烈な暑さのエリアは関東へ移り2日夜は「今季最も寝苦しい夜」になりそうです。以下、詳しい内容です。

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関東も寝苦しい夜に

2日朝は、金沢、大阪、広島、松山、福岡、鹿児島など東海、北陸以西の多くの地点で、夜間の最低気温が25度を下回らない熱帯夜(*)となりました。福岡は28.3度と前日より5度も高く、相当寝苦しい夜だったと思います。
寝苦しさのエリアは東へ広がり、2日夜は関東甲信地方も気温が下がりにくくなるでしょう。東京都内でも、今シーズン初めて熱帯夜となる所が出てくる見込みです。
睡眠をとっている間は大量の汗をかきますから、眠る前にも水分補給を行うようにして夜間の熱中症にご注意ください。
また、東海以西でも、やはり夜間の気温が高く、寝苦しさが続く見込みです。体調管理にご注意ください。
2日は北陸や近畿北部を中心に最高気温が35度以上の猛暑日となりましたが、3日はその猛暑日のエリアは関東中心となります。
関東内陸の海風が入りにくい地域を中心に所々で35度以上が予想されています。
日中の屋外の活動はなるべく避けて、涼しい場所で休憩をこまめにとるなど、熱中症にかからないようにご注意ください。
堪える暑さとなった北陸は、雨で一気に暑さがおさまるでしょう。
(*)熱帯夜とは、夜間(前日18時から朝6時)の最低気温が25度以上のこと。

2日夜~3日の雨は?

2日は、梅雨前線は南の太平洋高気圧に押し上げられて、日本海まで北上しています。
晴れ間の出た所が多いですが、低気圧や温暖前線に近い北海道や東北では午後から雨の範囲が広がってきました。
北海道の道南に活発な雨雲がかかっています。檜山地方奥尻で1時間37.5ミリの激しい雨が降り(午後2時28分まで)、午後2時半までの3時間雨量が75ミリとなり、過去の記録で最多雨量となっています。(統計開始2000年)
北海道渡島地方長万部では3時間雨量が52ミリとなり、観測開始以来7月として最多雨量となりました。(統計開始1976年)
北海道では2日夜遅くまで、東北は3日昼前にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水や河川の増水などにご注意ください。
また、北陸から九州にかけても2日夜から3日にかけて、日本海側中心に大気の状態が不安定です。
関東南部でも3日は、にわか雨や雷雨の可能性があります。
猛烈な暑さとなった北陸ではすでに夕方から発達した雨雲が局地的に発生しています。
3日も、急に空が暗くなってきたり、雷がなる音が聞こえたら、発達した積乱雲が近づいている兆しです。
屋外のレジャーは安全な場所に早めに避難しましょう。落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。

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