明日(1日)から7月がスタート。梅雨も折り返しです。平年では7月半ばごろから次第に梅雨明けとなりますが、今年はどうでしょうか。最新の1か月予報の資料をもとに、気になる各地の梅雨明けの見通しをまとめました。

九州の大雨 峠を越える

6月下旬から九州には活発な梅雨前線がかかり、度々、大雨に見舞われました。
所々で、土砂災害や冠水などの被害もでています。
今日(30日)も、午前中を中心に活発な雨雲がかかりましたが、午後は雨は弱まってきています。
九州の大雨の峠は越えつつありますが、雨の弱まったりやんだ所も、まだ土壌に水分が多く含まれているため、しばらくは土砂災害に警戒が必要です。
明日、7月1日(金)以降は、九州から梅雨前線が離れ、2日(土)からは、太平洋高気圧が勢力を強めます。
梅雨前線は日本海側まで北上し、九州南部では来週前半にかけて晴れマークが並ぶようになります。
九州南部の梅雨明けの平年は7月14日ごろで、平年よりかなり早い梅雨明けとなる可能性もありますが、来週後半はまた曇りや雨の日が戻るため、まだ梅雨明けは微妙なところです。
7月中旬ごろからは晴れる日が増えて、梅雨明けの可能性が高くなるでしょう。

そのほかの梅雨明けは?

そのほかの地方の梅雨明けはどうでしょうか?
来週前半にかけていったん梅雨前線が日本海側まで北上するため、前線から遠い四国や関東南部を中心に梅雨の中休みとなりそうです。一方、北陸や東北では雨が続くでしょう。
来週後半からは、また九州から関東でも梅雨空が戻り、平年に比べかなり早い時期での梅雨明けにはならない見込みです。
7月後半になると、九州から関東では梅雨明けがグッと近づきそうです。
平年の梅雨明けは、四国は7月18日ごろ、九州北部は7月19日ごろ、中国から関東甲信は21日ごろですが、今年も7月後半からは次第に晴れる日が多くなり、平年とあまり変わらない時期で梅雨明けとなる見通しです。
一方で、北陸や東北では7月下旬になっても梅雨空が続き、向こう1か月の間に梅雨明けの可能性は低くなっています。