先週までの曇りや雨のぐずついた天気、春先の肌寒さが一変して、今週は夏の陽気が戻った北海道。今日は内陸を中心に気温がぐんぐんと上昇するため、熱中症に注意が必要です。

北海道は熱中症に注意!
北海道は熱中症に注意!

今日は昨日よりも暑くなる!

昨日は、札幌や旭川、岩見沢ではほぼ1週間ぶり、帯広では17日ぶりの夏日となり、ようやく夏の陽気となりました。今日は昨日よりもさらに気温が上昇し、内陸を中心に真夏の暑さとなる所が多くなる見込みです。暑くなりはじめの時期は、熱中症に特にかかりやすくなるため、注意が必要です。

暑くなりはじめは熱中症に警戒を!

国立環境研究所が発表した昨年の熱中症患者速報によると、札幌市で熱中症とみられる症状で搬送された人数は、6月時点で7名、7月に入ってから67名、8月は77名と、7月に入ってから急激に人数が増加したという報告があります。
昨年の6月下旬から7月上旬の札幌は、一時的に夏日となった日はあったものの、ほぼ平年並みの気温で経過していましたが、7中旬に入った途端に最高気温が30度以上の真夏日を観測しました。この急な気温の高まりが、7月に入ってからの搬送者の増加につながったと考えられます。
身体が暑さに慣れるには、1週間程度かかると言われています。暑くなりはじめのこの時期は無理をせず、身体を上手に暑さに慣らしていくことが大切です。

今日は内陸を中心に気温がぐんぐんと上昇

今日の北海道は朝から青空が広がっている所が多くなっています。日中は強い日差しが降り注ぎ、気温がぐんぐんと上昇します。
各地の最高気温は、
倶知安では27度、札幌や旭川で28度。帯広や北見、岩見沢では29度まで上がり、内陸を中心に夏日となる所が多くなります。
お出かけの際は、日陰を有効に活用しましょう。日傘を差したり、帽子をかぶったりするだけでも暑さしのぎになります。また、こまめな水分補給を心掛けましょう。運動などをして、たくさん汗をかいた場合には、水分だけでなく塩分も補給して、熱中症を予防しましょう。