今月11日から、渡良瀬川の10%取水制限が開始されましたが、ダムを潤すほどの雨は降らず、貯水率が減り続けています。25日午前9時から渡良瀬川の取水制限は20%に強化されました。

24日夜~25日朝にかけて、関東地方では広い範囲で雨が降りました。
渇水の続いている群馬県の8ダム周辺にあたるアメダス地点の雨量を見てみますと、
25日午後2時30分までの24時間雨量は、群馬県の藤原で26.5ミリ、みなかみで29.5ミリ、沼田で26ミリ。
藤原やみなかみで、梅雨入りしてから一番のまとまった雨となりました。
25日午前0時の利根川上流ダム(8ダム合計)の貯水量は、一時的にやや上昇しましたが、
貯水率はまだ50%を大幅に下回る38%で、低い状況が続いています、
国土交通省関東地方整備局では、利根川水系のうち渡良瀬川について、
これまで10%としていた取水制限を、本日25日午前9時から20%へ引き上げすることを開始しました。
しばらく、梅雨前線は九州付近から本州の太平洋沿岸または南海上に停滞する見通しです。
関東北部では雨は降るものの、数日間はまとまった降水量は期待できないでしょう。
更に深刻な状況となる恐れがありますので、今から節約を心がけましょう。