21日も局地的に激しい雨が降る恐れがあり、大雨に警戒が必要です。今週は、梅雨前線が停滞しやすく、本格的な梅雨に突入です。

図をクリックすると、各地の10日間予報へ!
図をクリックすると、各地の10日間予報へ!

20日 今夜の雨は?

20日は、九州や四国西部は停滞する梅雨前線の影響で断続的に激しい雨が降りました。
午後3時過ぎ、宮崎市では1時間55.5ミリの非常に激しい雨を観測、
午後5時までの24時間雨量は、宮崎県のえびので248ミリ、本県の阿蘇山で177ミリとなっていて、
特に、熊本地震に見舞われた熊本県で土砂災害の危険度が高くなっています。
今夜は雨の範囲は近畿地方まで広がる見込みで、
雷を伴った激しい雨や、落雷、突風に警戒が必要です。
また、大雨の降った地域では、地盤の緩んでいる所がありますので、
土砂災害や河川の増水に引き続き警戒してください。
東日本もあちらこちらで雨雲が発生し、一部の地域で雨が降っています。
関東地方は日中雨の降らなかった所がほとんどですが、午後になって局地的に雨雲が発生しはじめ、
茨城県高萩市大能で32.5ミリのバケツをひっくり返したような雨が降りました。
関東北部で発生した雨雲は南下中で、今夜は、東京都心もひと雨あるかもしれません。
また、北海道は寒気を伴った低気圧の接近で、土砂降りの雨が降り、
午後5時までの24時間雨量は石狩地方の支笏湖畔で84.5ミリ、
胆振地方の白老で72.5ミリなどとなっています。
胆振地方の白老では6月1日~20日午後5時までの雨量が384.5ミリと
平年の6月1ヶ月分の降水量の3倍近い雨が降っています。
6月の観測としては、月降水量がすでに2番目に多くなっています。
今夜は北日本も、雷雨や激しい雨の降る恐れがあります。
大雨の降った地域では、今夜遅くにかけて土砂災害に警戒してください。

21日の雨は?

21日も引き続き、大気の状態が不安定です。
九州は南部を中心に一日を通して雨が降り、午前中は局地的に激しい雨が降る見通しです。
引き続き、土砂災害に警戒が必要な状況が続くでしょう。
地元の気象台や自治体の情報などに十分ご注意ください。
四国から東海にかけては、午前中を中心に雨で、特に朝までは雷を伴って激しく降るでしょう。
関東は昼前から夕方にかけて雨で、こちらも雷雨や激しい雨が降る恐れがあります。
北海道は太平洋側の雨は朝までにやんで晴れ間も出るでしょう。
ただ、北海道の釧路などを含む東部を中心に断続的に雨が降る見込みです。
尚、北海道は太平洋側東部を中心に降水量が平年よりもだいぶ多くなっていて
日照時間の少ない状況が続いています。
(日照時間の平年比:稚内45%、旭川29%)
今後1週間も日照不足が続く見通しです。
天気予報をこまめにご確認いただくなど、この先も農作物の管理にご注意ください。