16日14時21分頃、渡島地方の函館市川汲町で起きた最大震度6弱の地震は、2003年9月26日に十勝沖で発生した地震以来13年ぶりの大きな地震となりました。

このエリアで震度6弱を観測する大きな地震は初めてで、今までは1993年7月12日の北海道南西沖地震で観測した震度5が最大でした。
また、震度5弱以上の揺れが予想された時に発表される緊急地震速報は、2003年9月26日の十勝沖地震以来で、北海道としては今回で15回目の発表となりました。
今後1週間程度は、今回と同じような規模の地震の発生する恐れがあるため、注意が必要です。
北海道は明日にかけて全道的に雨で、太平洋側では局地的に大雨となる恐れがあります。渡島地方でも17日午後6時までの24時間降水量が多い所で70ミリの見込みです。すでに大きな地震の発生した地域では地盤の緩んでいる可能性があります。少しの雨でも土砂災害の起こる恐れがあります。
“斜面から水がわき出す”“斜面から小石がパラパラと落ちる”“斜面にひび割れができる”などは、土砂災害が発生する兆しですので安全を確保して下さい。