今週の近畿地方は周期的に天気が変わり、広い範囲で雨が降る日は16日(木)だけになるでしょう。今年の梅雨はまだ序盤で、梅雨前線は西日本から東日本の南海上で、北上したり南下したりを繰り返す見込みです。今週は雨傘よりも日傘の出番が多くなりそうです。蒸し暑さに慣れていない時季ですので、熱中症には十分にご注意ください。

今週の天気(近畿)
今週の天気(近畿)

あす(14日)は晴れて暑くなる

12日(日)から13日(月)の朝にかけては梅雨前線や低気圧の影響で、近畿地方は兵庫県や京都府を中心に多い所で50ミリ前後のまとまった雨が降りました。このあとは、西から梅雨前線がゆっくりと南下し、14日(火)には前線が大きく南に下がる見込みです。近畿地方の天気は回復し、各地で梅雨の晴れ間が広がるでしょう。北寄りの風が吹くため、舞鶴など近畿北部の沿岸部は過ごしやすい陽気になりますが、そのほかの各地は30度前後まで上がる所が多く、熱中症には注意が必要です。

沖縄の梅雨明けを合図に近畿地方の梅雨は最盛期に

日本の南海上には太平洋高気圧があり、大きく西の方に張り出しています。その北側にある帯状の雲が梅雨前線に対応しています。高気圧の北への張り出しが持続しないため、近畿地方の天気は周期的に変わっています。しかし、沖縄で梅雨明けが発表になる(平年は6月23日)ころには高気圧の本州付近への張り出しが強まり、近畿地方の梅雨は最盛期を迎えます。今のうちに、身の回りの危険箇所を確認し、避難場所や避難方法を確認しておきましょう。