6月としては珍しい強い寒気。2日(木)と3日(金)の朝晩は寒くなり、北海道や本州の山間部は氷点下近くまで下がる所も。平野部も朝晩は冷える。ジャケット等の用意を。

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寒気の強さは?影響は?

6月としては記録的に強い寒気が流れ込んでいます。
けさは秋田の上空約5500メートル付近で、35年ぶりに強烈な寒気を観測しました。
この寒気は天気への影響が大きく、北海道や東北を中心に激しい雨や雷雨をもたらしました。
このあとは、もう少し低い場所、上空約1500メートル付近にも強い寒気が流れ込んできます。
こちらは、より地上に近い寒気ですので、地上付近の気温に大きな影響を与えるでしょう。
上の図はあす2日(木)の9時の予想天気図です。
紫の枠内は上空1500メートル付近で0度以下の寒気で、山に雪を降らせる目安となります。
北海道や東北北部はこの寒気にすっぽり覆われる見込みです。
また、秋田で予想される寒気のレベルを見てみますと、6月としては最強レベル、記録的な強さです。
このため、日本付近は季節外れの冷たい空気に包まれるでしょう。

朝晩冷える 昼間は4月並みの所も

下の図は2日(木)の天気と気温の予想です。
まず、予想最低気温(青い数字)を見てましょう。
北海道はほぼ全域で10度を下回ります。
内陸部では5度以下で、氷点下まで下がる所もありそうです。
また、画面にはありませんが、東北でも0度近くまで下がる所があるでしょう。
関東から西では、15度から16度くらいと、気温だけみるとそれほど冷えないように思えます。
ただ、けさより3度から5度くらい低くなる予想で、けさと同じような服装ではヒンヤリするでしょう。
日中は北海道から北陸で気温の上がり方が鈍くなります。
最高気温(赤い数字)を見てみますと、札幌は13度で4月下旬並み。
3週間ぶりに15度に届かないでしょう。
関東以西は日差しのパワーで気温が上がります。
25度以上の所が多く、昼間は薄着で過ごせそうです。
ただ、日が傾くと再びグッと冷えてきます。
服装で上手に調節しましょう。

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朝の寒さの底に

3日(金)の朝はさらに冷えるでしょう。
関東から西の市街地でも15度を下回る所がありそうです。
都心、名古屋、広島の最低気温は14度の予想。
都心は5月21日に15度を下回って以来、しばらく15度以上の日が続いています。
そのほか名古屋、広島も2週間近く15度を下回っていません。
あさっての朝は久しぶりに空気がかなり冷たく感じられそうです。
長野や岐阜など本州の山間部では氷点下まで気温が下がる可能性があります。
布団を一枚多くかける、厚手の物にするなど、体を冷やさないよう、暖かくしてお過ごしください。

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