5月の九州は各地で記録的な気温の高さとなりました。いずれの県庁所在地も月平均気温が平年を大きく上回り、福岡市や本市などでは5月としては観測史上2番目に高い記録となりました。
6月も九州の気温は平年より高い傾向が続くことが予想されます。蒸し暑い日が多くなりますので、熱中症にいっそうの注意が必要です。

5月の月平均気温

九州の各県庁所在地における5月の月平均気温は上の表のようになっています。各地とも平年より1.0~1.8度高い気温となりました。また、福岡市や佐賀市、長崎市、大分市、熊本市でそれぞれ5月としては観測史上第2位の記録となったほか、鹿児島市で観測史上第3位、宮崎市でも観測史上第4位で、各地とも記録的に気温が高い5月となりました。
5月は平年に比べ太平洋高気圧の勢力が強く、例年に比べ南からの暖かい空気が日本列島に流れ込みやすかったために、気温が高くなったものと見られます。

6月も高温傾向続く

最新の長期予報によると、6月も九州は平年より気温が高い傾向が続く見込みです。
5月は気温が高くても、湿度が比較的低くカラリとした暑さの日が多かったのですが、6月は気温、湿度ともに高く、蒸し暑い日が多くなっていきます。このような条件では汗をかいても蒸発しにくく、熱中症が起こりやすくなりますので、さらに注意が必要になります。