全国的に季節先取りの気温となったきょう(22日)、三陸沖では初夏ならでは景色が広がりました。金華山のシカとともにお伝えします。

22日 金華山にて
22日 金華山にて

写真はきょう、太平洋に浮かぶ島、金華山で撮影したものです。
青空に牡鹿半島の緑、白い霧、そして海の青が幻想的な風景を作っています。

22日 全国的 季節先取りの暑さ

きょうは全国的に季節先取りの暑さに。「北海道 史上初の暑さに」にあるように、北海道では4日連続で真夏日を観測しました。
東北地方で最も気温が上がったのは岩手県花巻で32.0度。盛岡は31.8度まで上がり、今年初の真夏日になりました。
宮城県でも今年一番気温が上がった所が多く、大衡では29.0度まで上がりました。

海上の霧

宮城県の沿岸にかかっていた霧は日差しと気温で次第に解消しましたが、海上では午後も所々で霧が発生しました。
初夏の北日本太平洋側の海は親潮の影響で冷たいまま。
海上に流れ込んだ暖かい空気が冷たい海に冷やされて霧が発生します。
金華山では霧が晴れた!と思うと、また霧がかかって違う景色が…とカメラのシャッターを切るタイミングに悩む状況でした。
一方で、
この海域で発生する霧は長い時間続く特徴があります。
海難事故につながり、沿岸の交通機関にも影響を及ぼします。
漁業や船舶関係の方々にとっては、とても神経を使うものです。

23日 季節先取りの暑さ 続く

あすも季節先取りの暑さが続きます。各地の最高気温は広い範囲で平年より5度以上高くなる見込みです。
北海道と東北北部の暑さはトーンダウンしますが、それでも札幌24度、青森25度、盛岡28度など7月並みの暑さになりそうです。仙台も29度の予想と、真夏日手前まで気温が上がる見込みです。
また、東京や大阪で30度の予想と、今年初めて真夏日となるかもしれません。
「23日 東京、大阪で今年初の真夏日か」も参考にしてみてください。
こまめな水分補給や休憩を心がける、気温の高い昼ごろの外出を避けるほかに、金華山に生息しているシカのように、日陰を活用してみるのもオススメです。暑さ対策とともに、紫外線対策にもなります。

22日 金華山にて
22日 金華山にて