昨年は毎月発生した台風。今年は5月下旬に入ろうとしていますが、現在まだ1つも発生していません。台風1号の発生が5月下旬以降になるのは1998年以来の18年ぶりです。

18年ぶり

過去をさかのぼると、5月に台風1号が発生した年は2011年(5月7日)、2009年(5月2日)、2006年(5月9日)、2001年(5月10日)、2000年(5月5日)といずれも上旬です。現在、雲画像を見渡しても台風になりそうな卵すら見あたりません。このまま5月下旬以降になると1998年の7月に発生した以来、18年ぶりです。

台風への備えを

7月になって台風1号が発生した1998年の傾向をみますと、年間で発生した台風の数は16個。そのうち上陸した台風は4個でした。なかでも、7号と8号は2日連続して近畿地方に上陸。四国東部・紀伊半島・東海地方を中心に大雨になり、大きな災害が発生しました。こうした前例があるように、7月にようやく1号が発生した年でも台風による被害がでています。また、台風が少ない年だからといって被害も少ないわけではありません。今は地震に対する備えをしている方が多いと思いますが、今後は時間があるときにでもご家族で、台風に対する備えをなさって下さい。