今日は発達した低気圧や前線が本州を通過するため、全国的に風が強まるでしょう。特に関東地方の沿岸部は南風が強めに吹く見込みです。東京も強風の影響で交通機関に影響が出るかもしれませんのでご注意を。

予想天気図
予想天気図

きょうは天気図を見ると等圧線の間隔が混み合っていますね。風が強いことを意味しています。午前6時までの最大瞬間風速は、和歌山県の友ケ島で35.1メートル、北海道のえりも岬で28メートルが観測されています。きょうの日中もほぼ全国的に風が強いでしょう。特に関東地方の南部沿岸部は昼前が風のピークです。東京では最大風速が陸上で18メートルが予想れています。瞬間的には1.5倍くらいの風が吹くこともあります。風に向かって歩きにくくなり、突風が吹いた時には転倒する人が出るほどの風です。取り付けの悪い看板などが倒れたりしますから、飛来物によって怪我をしないようにご注意ください。高い場所での作業は極めて危険です。高速運転中は横風に流される間隔が大きくなりますので、屋外でお仕事される方も十分にご注意下さい。

千代田区のポイント予報
千代田区のポイント予報

近畿、東海、甲信は昼前まで激しい雨に注意

きょうは低気圧が北日本を北東に進み、前線が本州を通過するでしょう。
北海道と東北や北陸は、夜にかけてほぼ一日雨が降る見込みです。東北南部や北陸は昼前後までは雷を伴って雨脚の強まる所がある見込みです。
甲信や東海、近畿と山陰は昼頃まで雨の降る所が多いでしょう。こちらは発達した雨雲が通過するため、雷を伴って激しく降り、大雨になる所がありそうです。あす朝までに予想される雨量は東海地方で90ミリ、甲信地方で80ミリの見込みです。雨が上がったあとも土砂災害の恐れがあります。また、低い土地の浸水や川の増水の恐れもありますので、注意が必要です。
山陽や四国と九州は雨は止んで、次第に晴れてくるでしょう。ただ、九州では昨日からの大雨で、地盤が緩んでいる所があります。4月の地震で揺れの大きかった場所は雨が止んだ後も、土砂災害の恐れがありますので十分にご注意下さい。
沖縄は昼頃まで雨や雷雨がある見込みです。沖縄も午前中は風がやや強く吹きそうです。