だんだん日傘をさして歩く人や日焼け止めのCMを目にするようになりましたが、「紫外線対策なんてまだ早い」と思っている方は要注意!あすは全国的に晴れるところが多く、紫外線も強くなるでしょう。もうすでに紫外線情報のチェックが大切なシーズンは始まっています。

8日12時発表 明日9日(土)の紫外線情報
8日12時発表 明日9日(土)の紫外線情報

明日はお出かけ日和

明日は沖縄と北海道の一部を除くほとんどの地域で広く晴れる見通しです。気温も今日とほとんど変わらず、春らしい暖かさとなり5月上旬並みの陽気になるところも多く、お出かけ日和となるでしょう。
一方で、すでに紫外線は強くなり始めています。「まだ4月」と油断せず、お出かけの予定がある方は、紫外線対策を忘れずにおこないましょう。

8日12時発表 明日9日の天気予報
8日12時発表 明日9日の天気予報

特に紫外線に注意すべき地域は

明日は北陸や東北地方で紫外線指数が「きわめて強い」予想になっています。特に、仙台ではおととい6日(水)に桜が満開となりましたが、明日お花見に行かれる方は紫外線対策をしないとうっかり日焼けをしてしまうかもしれません。
北陸や東北だけではなく、北海道を除く全ての地域で紫外線指数のランクが強い~非常に強いと予想されていますので、明日は全国的に日焼け対策が必要です。

注意すべき時間帯は?

1日のうちで最も紫外線量が多い時間帯は、太陽高度が最も高くなる正午頃です。お昼前後に外に出る場合は、日焼け止めを顔だけでなく、首や手の甲などにも塗るようにしましょう。そして顔回り以外にも、脚には地面から反射した紫外線がアスファルトで約10%反射して届きますので、気をつけましょう。

紫外線の種類を知っておこう

紫外線には、波長の長い順に「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類があることは皆さんご存知でしょうか。それぞれの特徴を見ていきましょう。
●UV-A
生物に与える影響はUV-Bよりも小さいです。
しかし、UV-Bの20倍以上も地上に降り注いでいます。
雲や窓ガラスを通り抜けやすいので、家の中でも対策が必要になります。
●UV-B
エネルギーが強く、肌が赤くなる日焼けの主な原因です。
しかし、太陽からの日射にしめる割合はわずか0.1%程度。
日傘を使用するなど、日光を避けるよう心掛けるとある程度防御できます。
●UV-C
成層圏※及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって
全て吸収されるため、 地表には到達しません。
(※地表から約10~50kmの大気の層。)
今から紫外線に関する正しい知識を持って、日焼けをしないよう気を配っていきましょう。なお、tenki.jpでは7日先までの紫外線指数を発表していますので、外出が多くなりそうな日の前には必ず事前に確認しておくようにしましょう。