6日水曜はお花見日和の所が多いが、西から天気が下り坂。7日木曜から8日金曜は大荒れや大雨の恐れ。満開の桜は散ってしまう可能性も。どこで雨や風が強まるのか、詳しく。

6日のうちに お花見を

5日の日本列島は、北と西は晴れましたが、関東を中心にスッキリしない天気で、所々で弱い雨が降りました。
6日は、関東も天気が回復して、日中は、穏やかに晴れる所が多くなるでしょう。
入学式の方は、春の優しい日差しのもと、記念写真を撮れそうですね。
桜が見頃の所では、青空と桜のコントラストを楽しめる見込みです。
どこで桜が見頃なのか、お出かけの際はtenki.jpの「桜情報」も参考にして下さい。
ただ、天気は西から下り坂です。
6日の夜には、九州で雨が降り出すでしょう。
まだ、雨脚の強まる所はありませんが、お帰りの遅い方は、傘を忘れずに、お持ち下さい。
そして、6日が「2016年の桜を楽しむラストチャンス」になってしまう所もありそうです。
というのも…

7日 雨や風の強まる所は

6日の夜から九州に雨を降らせる低気圧は、7日の朝には、日本海に進むでしょう。
(一番上の図「7日9時 予想天気図」参照)
この低気圧は、8日にかけて、さらに発達しながら北東へ進む予想です。
そのため、7日から8日は、広い範囲で荒れた天気になり、大雨や大荒れの可能性があります。
今回、特に大雨に注意が必要なのは、太平洋側が中心。
太平洋側は南から暖かい空気が流れ込んできます。
そこに、天気図で青色に表示されている寒冷前線が南下するタイミングで、ザッと雨脚が強まり、大雨になる恐れがあるのです。
急に雨雲が発達する恐れがありますので、雨の降り方に注意が必要です。
強まるのは、雨だけではありません。
全国的に風も強まるので、横殴りの雨になる恐れもあります。
傘をさしていても、横から吹き付ける雨で、洋服が濡れてしまうこともありそうです。
お出かけには、レインコートを用意するのがオススメです。
小学校に入りたてのピカピカの一年生は、ランドセルで歩くのがやっとで、傘に慣れていない子もいるでしょう。
前が見えにくいので、ドライバーの方は、十分、注意をしてあげて下さい。
この強い雨や風で、満開を迎えている桜は、散り急いでしまいそうです。
今年の桜が「花吹雪」になる前に、6日のうちに、お花見を満喫して下さい。

8日 北海道は風のピーク 東京は「初夏の陽気」

8日になると、荒れた天気の地域が、北へ移るでしょう。
北海道は、7日よりも、8日の方が、風の強まる所が多くなりそうです。
札幌など、日差しが戻る所でも、まだ風が強めですので、十分な注意が必要です。
そして、天気が回復する関東から西では、最高気温が20度前後まで上がるでしょう。
東京は22度と、5月上旬並みの陽気になりそうです。
そのほかも、関東から西では、昼間は、春のコートが邪魔になるくらいでしょう。
低気圧のコースや速度によっては、雨や風の強まるタイミングが変わることもあります。
春は、天気も気温も変わりやすい季節なので、tenki.jpで、最新の予報をチェックして下さい。