4月にむけて、関東から九州ではつぼみの桜も一気に咲く暖かさ。ただ、朝晩はまだ冷えて、日中との気温差は15度以上の所も。昼間は上着なしでも、夜桜見物は服装に注意。

東京の桜 満開にむけて

29日火曜日は、全国的に季節を先取りした暖かさになっています。
この陽気で、富山から桜開花の便りが届くなど、北陸でも桜前線が進んでいます。
東京の桜の標本木である、靖国神社のソメイヨシノは、29日火曜日現在、上記のとおり。
まだ、満開とはいきませんが、青空のもと、春をゆっくり桜色に飾っています。
ここで、桜と天気や気象についての【豆知識】
「花曇り」は、桜の花が咲く頃、空が、ねずみ色に曇ること。
でも「花の雲」は、実際の雲ではなく、桜の花が一面に咲く様子です。
「花の雨」は、桜の花が咲く頃に降る雨。
「花あらし」は、桜の花が咲く頃、発達した低気圧がきて、風や雨が強くなることです。
「花冷え」は、桜の花が咲く頃の一時的な冷え込みのこと。
「花吹雪」は、ふぶきのように桜の花が乱れ散る様子で、おなじみですね。
桜の季節を迎えている関東から九州では、この先、年度末から新年度のスタート、日中はポカポカの日が続くでしょう。
まだつぼみの桜も、どんどん咲きそうですが、朝晩と日中との寒暖差が大きくなりますので、注意が必要です。

寒暖差 洋服3枚分の所も

あすの予想気温をみてみますと…

関東から西では、昼間は20度くらいまで上がり、昼間は春のコートもいらないくらいでしょう。
お花見には、最適な陽気になりそうです。
ただ、ポイントは、朝晩と日中との気温の差が大きいことです。
最低気温と最高気温の差をみますと、黄色の枠で表したように、10度以上の所が多くなっています。
特に、名古屋は気温差が大きく、15度以上です。
気温が5度違うと、洋服1枚分に相当すると言われています。
夜桜を楽しむ方は、カーディガンやひざ掛けなど、重ね着や小物で、上手に調節して下さい。

東京 強い寒の戻りなし

さらに、その先の東京の予報が、以下の通り。
最高気温は、1日金曜日と、2日土曜日は14度~15度と、日差しの暖かさは控えめですが、それも一時的です。
3日日曜日以降は、また20度近い日が続くでしょう。
関東から西では、そろそろ、冬のコートは、しまっても良さそうです。
ただ、朝晩は、首元がヒンヤリする日もありそうです。
ストールなど、小物は、まだ少し残しておいて下さいね。