上空に寒気が入り、真冬のような寒さの所もありますが、来週の火曜日以降は気温がグッと上がり、桜のつぼみが膨らみそうです。気になる桜の開花予想は。

最高気温の傾向
最高気温の傾向

2016.3.11海風が肌をさす寒さ

こちらは震災から5年たった、きょう11日の宮城県女川町の様子です。
一帯ではかさ上げ工事が急ピッチで行われ、状況が大きくかわってきているそうです。
写真を撮影した真木予報士によると、晴れたり曇ったりの天気で、日中も気温は4、5度と海風が肌を指す冷たさ。
女川町のこの先の気温予想は、14日(月)までは最高気温は8度前後の予想ですが、15日(火)からは10度に届いて寒さが徐々に和らぐでしょう。

撮影:真木伸之気象予報士
撮影:真木伸之気象予報士

全国的にも15日(火)から暖かく

上の表を見てもわかるとおり、最高気温は月曜日までは平年並みか低く、昼間も冬のコートが必要な所が多くなる見込みです。
天気は、12日(土)は太平洋側はおおむね晴れて、日本海側は北海道や山陰は初め雪が降りますが、次第に晴れ間がでるでしょう。
13日(日)は太平洋側で雲が増えて、九州など西から雨が降り出す見込みです。東北や北海道の日本海側は雪の降る所もある見込みです。
14日(月)は本州の南岸を低気圧が進み、雨の範囲が次第に東北まで広がるでしょう。山沿いでは雪になる所もありそうです。
この雨や雪を境に、春の暖かな空気が流れ込む見込みです。
15日(火)以降は日に日に暖かくなって、18日(金)は関東から西は20度くらいまで上がる所が多いでしょう。

桜の開花は

来週なかばからの暖かさで、桜のつぼみが膨らみそうです。
今年の桜前線は三連休の最終日、21日に東京や愛媛県の宇和島からスタートする予想です。
津波の被災地の開花予想は、銚子3月30日、水戸3月29日、いわき4月4日、仙台4月6日、大船渡4月9日などとなっています。
3月末から4月上旬にかけて、千葉の外房から三陸沿岸を北上していく予想です。
満開予想やその他の地域の開花予想は、下記の「あわせてチェックしたい」からご覧ください。