3月1日は全国的に厳しい寒さに。朝は冷え込みが強く、昼間も気温の上がり方は鈍いでしょう。北西の風が強めに吹き、体感温度はさらに低下。真冬の寒さ対策を。

各地の詳しい気温は画像をクリック
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朝の冷え込みは?

29日(月)は、西日本にも雪を降らせるような強い寒気が流れ込み、西から冷たい空気に入れ替わりました。
3月1日(火)は寒気が日本列島をスッポリと覆うため、全国的に寒さが厳しくなるでしょう。
上の図は3月1日(火)の全国の天気と予想気温です。
まず、最低気温(青い数字)に注目してみましょう。
九州から東海、北陸でも1度から2度と、氷が張るほどです。
29日(月)よりも5度から7度くらい低くなる所が多く、この時期としては冷え込みが強くなりそうです。
明け方まで雪や雨が降って、山沿いでは積もった雪が凍ったり、平野部でも路面が凍結している可能性があります。
朝の通勤や通学の際は十分にお気をつけください。
関東や東北もこの時期らしい冷え込みが戻りそうです。
北海道は平年より高めですが、それでも広く氷点下。
1日(火)は全国のアメダス地点の約8割で冬日(最低気温が0度未満)が予想されています。

昼間の寒さは?

日中は晴れる太平洋側も寒さが厳しいでしょう。
最高気温(赤い数字)は、九州から東海は10度に届かない所も多く、真冬並みの寒さです。
風は29日(月)より弱まるものの、日差しのわりに空気がかなり冷たいでしょう。
関東は29日(月)は最高気温が15度前後の所が多くなりましたが、1日(火)は5度以上低くなります。
上がっても10度くらいで、強く冷たい北風が身に染みる寒さでしょう。
3月に入り、そろそろ春の装いを楽しみたいところですが、ダウンコートなど真冬の装いで風をブロックしましょう。
北陸や東北は昼間も気温はあまり上がらず、5度以下の予想。
北海道は一日中氷点下の所が多くなりそうです。

いつまで寒い?

寒さの底は1日(火)。
2日(水)の朝は全国の9割近くで冬日(最低気温が0度未満)が予想されており、さらに冷え込みが強まりますが、日中は気温が少し上がりそう。
3日(木)になるとグンと暖かくなり、関東から九州では15度以上の所も。
日中は冬物のコートは邪魔になるくらいでしょう。
週末はさらに暖かい空気が流れ込んで、北海道でも10度近くまで上がる所もありそうです。
九州北部から北海道の広い範囲に「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されています。
真冬の寒さから一転、今週後半から来週にかけては全国的に春の陽気となるでしょう。