28日、オホーツク海沿岸の網走から「流氷の便り」が届きました。網走地方気象台は28日、「流氷初日」を発表。2009年以来、7年ぶりの遅い観測になりました。

28日 網走地方気象台屋上からの様子(北海道網走市) ※網走地方気象台提供
28日 網走地方気象台屋上からの様子(北海道網走市) ※網走地方気象台提供

網走で「流氷初日」

網走地方気象台は28日、「流氷初日」を発表しました。平年より7日遅く、昨年より16日遅い観測です。
これは、2009年2月3日以来7年ぶりの遅い「流氷初日」です。
網走地方気象台によると観測された時刻は28日12時20分ということです。
※「流氷初日」とは視界外の海域から漂流してきた流氷が視界内の海面で初めて見られた日のことです。

「流氷接岸」について

この先も、北日本は冬型の気圧配置となる日が多いでしょう。
オホーツク海では北よりの風が吹いて、流氷が南下して近づいてくる見込みです。
オホーツク海側沿岸の海氷域は徐々に拡大し、接岸する所があるでしょう。
網走の「流氷接岸初日」は平年で2月2日です。
例年、「流氷初日」から10日ほどで「流氷接岸」が観測されています。
※「流氷接岸初日」とは流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路が無くなり船舶が航行できなくなった最初の日のことです。