東京の最高気温は、1月では37年ぶりの3日連続15度以上と記録的な陽気。6日は小寒で、寒の入り。暦通り「成人の日」に向け冬将軍到来。来週は関東など太平洋側も雪か。

東京 37年ぶりのポカポカ陽気

2016年のお正月は、記録的な暖かさで、5日も、関東から西では春の陽気の所が多くなっています。
東京の最高気温は、5日も15度を超えて、これで3日連続の15度以上です。
東京で、1月に最高気温が15度以上の日が3日続くのは、1979年以来、37年ぶりです。
「暖冬」傾向というだけあって、年初めでも、マフラーなしで過ごせるほどです。
那覇は、午後2時までの最高気温が26度6分と、1月としては、統計開始以来、2番目の暑さとなっています。

冬将軍 土曜日頃に日本へ

でも、気温の高い状態は続きません。
週末にかけては、日本付近に冬将軍がやってきて、寒気が南下する予想です。
【豆知識】
「冬将軍」とは、シベリアからやってくる寒波のことですが、実は、冬将軍という言葉の誕生には歴史的な背景があると言われています。
ナポレオンがロシアに遠征した際、ロシアの寒さと雪に耐え切れず、撤退を余儀なくされました。
このナポレオン軍の撤退を記事にした際、ロシアの厳しい寒さを、「冬将軍」と人に例えたのが始まりと言われているのです。
今回、冬将軍がやってくるのは、土曜日頃から。
下の10日間天気をみてみますと…
土曜日からは、北海道や東北の日本海側だけでなく、北陸や山陰でも雪が降るでしょう。
今のところ、寒気の底は、月曜日「成人の日」ですが、日本海側では、火曜日頃まで断続的に雪が降り、荒れた天気となる恐れもあります。
月曜日の「成人の日」にかけて、3連休という方も大勢いらっしゃると思います。
スキー場は、積雪が増えそうですが、北日本を中心に風の強まる恐れもありますので、ふぶきなどに十分ご注意下さい。

来週 東海や関東なども雪マーク!

もう一つ、注意が必要なのは、この寒気の後。
13日水曜日頃には、東海や関東など、太平洋側でも、雪の降る予報がでています。
関東では、12月26日に水戸で、1月1日に前橋で初雪が観測されていますが、いよいよ広い範囲で雪の降る可能性があります。
太平洋側では、普段から雪になれていないので、少しの雪でも、電車が遅れたり、交通機関が乱れるので、注意が必要です。
低気圧の通るコースによっては、雨に変わることもあり、降るタイミングも変わることがありますので、tenki.jpで最新の予報をチェックして下さい。