日曜日は年末寒波の影響で寒くなっています。今週前半はこの寒さが続きますが、週の中頃からは少しずつ気温が高くなります。そして、2016年の年明けは暖かいでしょう。

※今週の天気
※今週の天気

日曜日は北海道や東北で震える寒さ

日本付近は強い冬型の気圧配置となっています。
年末寒波の襲来で、北日本は日本海側で大荒れの天気。そして、強い寒気に伴って、かなり寒くなっています。
午後3時までの最高気温は、札幌で氷点下5度3分、青森で氷点下1度4分、秋田で0度5分です。
いずれも、この冬一番低くなっています。
また、風も強いため、体で感じる温度は数字よりもかなり低いでしょう。
一方、太平洋側の各地は大体晴れていますが、
東京や大阪など、10度を少し超えるくらいです。これでこの時期らしい寒さでしょう。

寒さいつまで

北海道は29日まで、ほぼ全域で真冬日になるでしょう。
29日は西から冬型の気圧配置が次第に緩み、高気圧に覆われてきます。
29日の夜から水曜日の朝にかけては、
放射冷却が強まって、30日の朝は全国の約75%の地域で氷点下となるでしょう。
(この冬になって冬日地点数は最多になる予想)。
例えば、谷は氷点下1度、甲府は氷点下3度、奈良は氷点下1度など、
内陸を中心に冷え込みが厳しいでしょう。
東京や名古屋、大阪は1~2度です。
年末で忙しい時期ですので、寒さで体調をくずさないよう、お気をつけください。

暖かい年明け

寒さは徐々に和らぎ、大晦日は各地で平年並みかやや高いくらいになりそうです。
そして気になるお正月ですが、寒いこの時期としては「暖かい」でしょう。
(冒頭の今週の天気という図を見て頂くと、元日から3日まで赤や薄いオレンジの地点が目立ちます)
元日は一時的に冬型の気圧配置になりますが、寒気は強くありません。
天気は、北海道から東北の日本海側と北陸は雨や雪、山陰は曇り空でしょう。
太平洋側は晴れる予想で、「初日の出」がみられそうです。
ただ、大晦日に日本付近は気圧の谷となりますが、
その気圧の谷が東へ進むのが遅くなると、雲が残ってしまうかもしれません。
元日の予想最高気温は、札幌で2度、東京や大阪は12度です。
2日から3日にかけては、北日本を気圧の谷が通過する見込みで、
そこへ向かって南から暖かい空気が流れ込むため、年明けとしてはかなり気温が高めになりそうです。
東京や名古屋、大阪などは、最高気温が15度くらいまで上がるでしょう。
鹿児島など、九州南部は20度近くまで上がり、暖かいお正月となりそうです。