週末は冬型の気圧配置が強まり、荒れた天気や大雪の恐れ。交通機関の乱れに注意。寒さの底は日曜で、東北でも一日中、氷点下となるなど、今シーズン最も寒くなる所が多いでしょう。

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週末は再び寒波 寒気の強さは?

クリスマスが終わると、一気に年末モードに突入ですね。
今週末から早くも年末年始の長いお休みに入る方もいらっしゃることでしょう。
この先は気圧の谷が北日本を次々と通過し、27日(日)は冬型の気圧配置が強まります。
上空には年に何度もない強さの寒気が流れ込み、日本海側では荒れた天気や大雪の恐れも。
晴れる太平洋側も寒さが厳しくなりそうです。
気になる週末の天気と寒さについて、地方ごとにまとめました。
※下記リンク吉田予報士の記事「明日夜から寒波 年に何度もない強さに」も参考になさってください。

各地の週末の天気や寒さは?

北海道・東北・北陸】
週末は日本海側を中心に雪が続くでしょう。
東北や北陸は、25日(金)のクリスマスは雨の所がありますが、次第に雪へと変わる見込みです。
また、気圧の谷が通過する際は、太平洋側にも雪雲や雨雲が流れ込むでしょう。
場所や時間によって路面の状況が刻々と変化します。
車の運転は状況変化に対応できるよう、いつも以上に慎重に行ってください。
強い雪のピークは、25日(金)の日中にかけてと、26日(土)の午後から27日(日)にかけて。
特に26日(土)から27日(日)にかけては風も強まり、広く荒れた天気となるでしょう。
日本海は海水温が高いため、雪雲が局地的に発達する見込みです。
大雪となる恐れもあり、強い風や雪により交通機関が乱れる可能性があります。
気象情報・交通情報はこまめにチェックして、時間には余裕を持ってお出かけください。
寒さは週末にかけて日に日に厳しくなります。
26日(土)と27日(日)は北海道だけでなく、東北でも一日中、氷点下となる所がある見込み。
札幌はようやく今年初めての真冬日(最高気温が0度未満)になるでしょう。
仙台も27日(日)の最高気温が3度で、風も強いため、昼間も凍えそうな寒さとなりそうです。
【関東】
おおむね晴れるでしょう。
25日(金)のクリスマスは、東京の最高気温は16度と11月中旬並みの陽気が続きます。
ただ、北よりの風が強まるため、数字ほどの暖かさは感じられないかもしれません。
26日(土)はいったん風が弱まるものの、27日(日)は再び冷たい北風が吹くでしょう。
最高気温は日ごとに低くなり、27日(日)は10度を上回るかどうかというところ。
日差しはたっぷりでも、お出かけの際はダウンコートなど風を通しにくい素材の服がよさそうです。
なお、関東の今回の寒さの底は28日(月)。
朝、日中ともに今シーズン1番の寒さとなる可能性があります。
【東海・近畿~九州】
太平洋側は晴れる日が多いですが、27日(日)は風が強まるため、所々雪雲が流れ込んできそうです。
寒さの底は27日(日)で、最高気温は、名古屋や大阪、広島、福岡のいずれも10度以下で、今シーズン最も寒くなる所もあるでしょう。
お出かけの際は雨具と、マフラーや手袋など寒さをしのげるアイテムがあるとよさそうです。
日本海側は、山陰で雲が広がりやすく、26日(土)から27日(日)にかけては雨が降るでしょう。
山沿いを中心に雪になる所もありそうです。
【沖縄】
26日(土)は晴れ間がありますが、雨雲がかかりやすい週末となるでしょう。
季節はずれの暑さは幾分和らぐものの、先島地方を中心に夏日一歩手前まで気温が上がる所もありそうです。