この冬の札幌の雪は、積もる量も解ける量もここ50年でなかった展開に

札幌は11月の24日から25日にかけて局地的な大雪となり、積雪は44センチを記録しました。
11月に積雪が40センチ以上となったのは、札幌では1890年の統計開始以来6回目。
前回観測されたのは1953年でしたので、実に62年ぶりの記録となりました。
しかし、その後はまとまった雪もほとんどなく、さらに最近は高めの気温が続いているため、
その雪はどんどん解け、今日の午前8時にゼロとなりました。

今日の札幌の様子
今日の札幌の様子

11月は記録的に雪が積もった札幌ですが、12月に入ってからは高めの気温が記録的に長く続きました。
札幌では今日まで9日連続で5度以上の気温を記録していますが、5度以上の気温が9日も続くのは、12月としては47年ぶりのことです。
このような高い気温の影響もあり、先月積もった記録的な雪が、今日午前8時にゼロとなりました。
日ごとの積雪の記録が確認できる1961年以降で調べると、年内に40センチ以上となった積雪が一旦ゼロになったことは一度もありませんでした。
しかし、今夜からは再び寒気が入り始め、週末にかけてはまとまった量の雪となる恐れもあるため、また街は雪景色となりそうです。