出現数が多い流星群。今年は深夜に極大となり月明かりの影響もなく条件は最高。14日深夜から15日未明、街明かりが少なく空を広く見渡せる所なら40個以上見られるかも。

ふたご座流星群 見えるかな
ふたご座流星群 見えるかな

条件的には近年で最高 願いごとの用意を

ふたご座流星群は三大流星群のひとつとされています。
(他は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群)
もともと出現数の多い流星群であること、夜が長い冬の時期であること、
放射点にあたる「ふたご座」がほぼ一晩中見えていることなどから、
流れ星を見るチャンスがたくさんです(^-^)
今年(2015年)は極大時刻が深夜で、さらに、月明かりの影響がないという、
最高の条件が揃っています。
●天気は
14日の夜は北海道や東北北部は晴れて、見られそう☆
東北南部、関東甲信越、東海、北陸、近畿、中国、四国は雲が広がりやすいですが、切れ間から見られるチャンスあり☆
九州は夜から雨雲がかかりそう(*_*)でも、最新の予報で変わる可能性もあり、こまめに天気予報の確認を☆
沖縄も夜は曇り空ですが、切れ間から見られるかも☆
●見ごろの時間帯と極大時刻は
見ごろは放射点の高度が高くなる14日(月)22時以降がオススメ
極大は15日(火)午前3時頃
※月明かりがあると夜空全体が明るくなり、流れ星を見つけづらくなりますが、
今年(2015年)は新月から数日経った三日月。さらに月の入りは
北海道や東北で19時前後、関東から近畿で19時30分前後、
中国、四国から九州で20時前後、沖縄は20時30分前後と
比較的早い時間のため、放射点が高くなる時間帯は月明かりはありません(^-^)
●どんな風に見えるのか
「ふたご座」を中心に四方八方へ流れるように
※15日(火)の午前2時頃は「ふたご座」が頭の上に来て、流星が真上から降ってくるように見られます。
●どれくらいの数が見えるのか
街明かりが少なく、空が広く見渡せる見晴らしの良い所なら、
極大の時間帯は1時間に最大で40個以上の流れ星が見られそうです♪

観察のポイントは

●観察に適した場所は
空を広く見渡せるような視界の開けた場所が良いでしょう。
※視界が開けていない住宅地などでは、街灯がない方向や天頂方向を眺めると見つけやすくなります。
●どのくらいの時間、どんな風に観察するのか
15分くらいは夜空を見上げましょう。
目がだんだん暗い所に慣れてくると、見つけやすくなります。
「ふたご座」を中心にあちらこちらに流れるため、空を広く見渡し、ゆっくりと眺めるのがポイントです。
長時間観察するという方は、ずっと空を見上げていたり、同じ姿勢では疲れてしまったり、体が痛くなったりするため、
なるべく楽な姿勢で観察できるように工夫しましょう。
●観測時間帯の冷え込みとその対策は
14日の夜から15日未明にかけての気温は
北海道は0度前後、東北北部は3度前後、東北南部から東海にかけては7度前後、
近畿から九州にかけては10度前後、沖縄は20度くらいの予想です。
運動をするわけではなく、静かに夜空を見上げるため、
体はどんどん冷えてしまいます。しっかりと防寒対策をしましょう。
体の熱は頭部から逃げていきやすいため、
帽子などをかぶって、頭部を冷やさないようにするのも良いでしょう。
また、首、手首、足首をマフラーや手袋、厚手の靴下などであたためるのもポイントです。
温かい飲み物を用意するのも良さそうですね。
最高の条件ということで、寒さに耐えても、見る価値があります☆(^-^)
願いごとも忘れずに用意しておきましょう☆☆☆
ちなみに、今回のように極大時刻と月明かりの条件が揃うのは
次回は8年後の2023年です。