世界の台風 エルニーニョの影響は?

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2015年は1951年以降で初めて毎月連続で台風が発生。エルニーニョ現象はどうも世界の熱帯低気圧の活動に影響を与えているようです。台風27号の最新情報とともにお伝えします。

台風27号 最新情報と進路

台風27号は11日15時、カロリン諸島で発生しました。
12日18時にはフィリピンの東にあって、時速20キロで西北西に進んでいます。
今後も発達しながら西寄りへ進み、暴風域を伴って14日ごろにフィリピンへ接近、上陸する恐れがあります。
仕事などで渡航を予定されている方は最新の情報をご確認ください。

2015年 初めて台風が毎月発生

台風27号が発生し、2015年は1951年の統計開始以来、初めて毎月台風が発生したことになりました。
さらに2014年6月~2015年12月の19か月連続で台風が発生となり、ちょうど今回のエルニーニョ現象の発生期間と重なっています。
ただ、そもそも日本を含む北西太平洋は年間を通して海面水温が高いため、1年じゅう熱帯低気圧が発達する可能性があります。
平年の発生数は1~3月は0.1~0.3個ですが、12月は1.2個。台風が12月に発生することは珍しくありません。
しかし世界を見渡すと、エルニーニョ現象が熱帯低気圧の活動に影響を与えているという見解もあります。

エルニーニョ現象 世界の熱帯低気圧に影響

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近からペルー沖にかけての海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年ほど続くこと。
海面水温に変化があると、大気の状況にも変化が生まれます。そのためエルニーニョ現象は、世界の熱帯低気圧の活動に影響を与えると考えられます。【大西洋 平年より少ない】
アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、2015年の大西洋では発達した熱帯低気圧の発生数が平年より少なくなりました。エルニーニョ現象によって風向きなどが変わり、熱帯低気圧が大西洋で発達しにくくなったとしています。アメリカ大陸に上陸したハリケーンは0個でした。
【北東太平洋 平年より多い】
アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、2015年の北東太平洋では発達した熱帯低気圧の発生数は平年より多く、1971年以降で最も熱帯低気圧の活動が活発な年となりました。エルニーニョ現象によって熱帯低気圧が発達しやすい条件になったとしています。
●ハリケーン「パトリシア」
中心気圧879ヘクトパスカル、最大風速90メートルと、北東太平洋と大西洋では観測されたことのない強さに。メキシコに上陸しました。
●3つの大型ハリケーン 太平洋上で同時に存在
8月、日付変更線の東で大型ハリケーンが3つ同時に存在しました。観測史上初めてのことです。そのうちの1つ、「キロ」は日付変更線を越えて北海道の東までやってきました。
【インド洋のベンガル湾 平年より少ない】
インド気象局によると、エルニーニョ現象の影響で2015年のインド洋の北東部、ベンガル湾での強い熱帯低気圧の発生数と強さは平年を下回ったとしています。

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