関東は気温も12月としては記録的。都心の気温は24度を超え、12月の24度台は2004年以来11年ぶりで、過去約140年間でも2回目。横浜は12月としては最も高くなりました。

沿岸部を中心に気温は20度以上に
沿岸部を中心に気温は20度以上に

12月なのに半袖の陽気?

きょうの関東地方は12月としては記録的な大雨となりましたが、気温も記録的です。
南部を中心に気温が20度を超えており、横浜の午後2時までの最高気温は23度7分と、12月としては観測史上最も高くなりました。
そのほか、茨城県のつくばは24度4分、千葉県の茂原は24度3分と、いずれも12月1位です。
東京都の練馬や府中では24度6分と、夏日一歩手前まで上がりました。
東京都心は北風が吹いていたため、午前9時半には9度8分と10度に届いていませんでしたが、南風に変わって気温がみるみるうちに上昇。
1時間後の10時半には20度8分と、わずか1時間で気温が倍に。
午後1時までの最高気温は24度1分です。
都心で12月に24度台になるのは、2004年12月5日以来11年ぶりのことで、過去約140年間でもこの2回しかなく、珍しいことです。

全国的にも師走らしからぬ暖かさに

師走の記録的な暖かさは関東に限りません。
全国的にも12月とは思えないほど気温が上がっています。
三重県では尾鷲で25度6分、小俣と紀伊長島で25度4分と夏日に。
東海地方の4県で12月に夏日になったのは、アメダスの整備が進んだ1978年以降では2004年12月5日に静岡県三島の25度2分しかありません。
三重県では初めて12月に夏日が観測されたことになります。
名古屋は22度6分を観測するなど、12月の1位の記録を更新した所も多くあります。
一方で、西から北よりの風に変わってきています。
日中は暖かかった所も、夜は風がヒンヤリと感じられるでしょう。