関東など太平洋側は、冬はカラッと晴れる所が多いのですが、10日から西・東日本の太平洋側や沖縄で大雨の恐れ。たった2日間で平年12月ひと月分近い雨が予想される所も。

雨の週末 東京のピークは金曜日

冬の天気といえば、日本海側で雪が降り、太平洋側は乾いた晴天になることが多いもの。
【豆知識】
東京の平年の値をみると、1年で最も降水量が少ない月は、12月。
平年12月ひと月分の降水量は、51.0ミリです。
いつもの年だと、雨が少ない時期なのです。
でも、この週末はちょっと違います。
西・東日本の太平洋側や沖縄で、冬としては大雨になりそうなのです。
大雨の理由は、この時期にしては『暖かく湿った空気』がたっぷり流れ込んでくるから。
『暖かく湿った空気』は、雨のもとになるので、関東から西の太平洋側で雨が続いて、雨量が増える恐れがあります。
たった2日間で、100ミリ近い雨が予想されている所もありますので、大雨に注意が必要です。
ちょうど、落ち葉の時期にあたりますので、排水溝などがつまらないよう、掃除をしておくのが良さそうです。
濡れた落ち葉は、滑りやすくなりますので、足元や車の運転などにも、お気を付け下さい。
このところ、およそ1週間おきのペースで雨が降っている東京ですが、今回の東京の雨のピークは今のところ11日金曜日の日中になりそうです。
ただ、低気圧の進み具合によっては、ピークが変わりますので、tenki.jpで、最新の予報をチェックして下さい。

雨でも気温は高め

今回の雨の特徴は、もう1つ「雨でも気温が高いこと」。
予想気温をみてみますと…

最高気温は、九州や四国では20度近い所もあるでしょう。
ダウンなど冬のコートは、いったんお休みで、雨傘とレインコートが活躍しそうです。
東京でも、最高気温は15度前後まで上がるでしょう。
朝の冷え込みも緩んで、東京では金曜日と土曜日の最低気温は10度くらいの予想です。
気温が高くなる理由は、雨を降らせる暖かく湿った空気が入るから。
大雨だけでなく、気温の変化による体調管理にも、ご注意下さい。

13日日曜 北海道でも雨

13日日曜になると、関東から西の太平洋側は、日差しが戻ってきますが、今度は北陸から北の日本海側を中心に天気が崩れるでしょう。
ただ、北日本でも気温が上がるので、北海道でも雪ではなく、雨が降りそうです。
雪の積もっている所では、ナダレが起こりやすくなりますので、雨の前に除雪作業を進めて下さい。