全国的に風が強く、昼間も気温が上がらず、本格的な冬の寒さとなっています。きょうの気温や風、雪の様子をまとめました。

急な寒さが到来!

上の図は、きのう(3日)ときょう(4日)の正午の気温を示したもの。
(※黄色・・・20度以上25度未満
薄い黄色・・・15度以上20度未満
白色・・・10度以上15度未満
薄い水色・・・5度以上10度未満
濃い水色・・・0度以上5度未満
青色・・・氷点下5度以上0度未満)
きのうは北海道を除いて、ほとんどの地点で白色や薄い水色の表示でした。
太平洋側では、薄い黄色や黄色の所もありました。
ところが、きょうの正午の気温を見てみると、北海道や東北を中心に、濃い水色の表示が多くなっています。中には、青色となっている所も。
一方、沖縄を除くと、薄い黄色や黄色の表示はほとんど見当たりません。
調べてみると、きょう正午の気温はきのうの同じ時間と比べて、全国平均で約4度低いことがわかりました。
東北は約8度、東海は約6度も低く、急に寒さが厳しくなった…と感じた方も多いのではないでしょうか。
また、下の図は、けさ6時の気温と正午の気温を比べたものです。
東北や北陸、東海は、朝から平均で1~2度しか上がっていません。
日中も、朝と変わらない寒さが続いています。
午後1時30分現在、全国のアメダスの3割以上で「今季最も低い最高気温」となっており、本格的な寒さとなっています。

「風冷え」の一日

きょうは、沿岸部を中心に風も強まっています。
午後2時までに、石川県羽昨市や島根県の隠岐空港、静岡県南伊豆町の石廊崎などで、最大瞬間風速が30メートルを超える「猛烈な風」が吹きました。
新潟市や金沢市、岡山市、高松市など、全国のアメダスのうち100地点以上で、「今季最も強い最大瞬間風速」となっています。
また、東京都奥多摩町や長野県大町市、広島県安芸高田市では、「12月としては最も強い最大風速」を記録しています。
この風の影響で、秋田新幹線やJR京葉線など、電車の運行に遅れが出たり、
飛行機の運航に影響が出た所もあります。
また、風が強く吹くことで、実際の気温以上に寒く感じられた所もあるようです。

東北や北陸に本格的な雪

東北や北陸には雪雲がかかっています。福井からは「初雪」の便りが届きました。
雪雲は太平洋側にも流れ込み、福島県猪苗代町では午後3時現在の積雪が31センチと、
平年のこの時期の10倍以上の雪に。
猪苗代では、けさ5時時点では積雪が0センチ。10時間で30センチ以上もの雪が積もったことになります。
毎年雪が多く降る地方でも、その年最初の雪には注意したいもの。
路面状況の変化に十分お気を付けください。