3連休から気温が冬に近づいてくるでしょう。北海道は3連休もこの時期らしい寒さになりますが、その他の地域は秋の深まり方に波がありそうです。体調を崩さないよう、お気を付けください。

20日9時の北海道稚内の上空5500メートル付近の気温は氷点下30度9分。北海道にはほぼ平年並みの冷たい空気が流れ込んでいます。
冬の冷たい空気は20日の時点では北海道の北でスタンバイしていますが、3連休中にじわじわと流れ込む見込みです。一方、大陸のバイカル湖の辺りにあるのは真冬の空気。日中も氷点下20度以下の地面が凍るほどの寒さです。
この真冬の空気は来週にかけて弱まりながら対馬付近へ近づくでしょう。西日本の気温をグッと下げて、沖縄も秋が深まる見込みです。 この先の気温の傾向を地域ごとにまとめました。

各地の気温の傾向

●北海道
最低気温は広い範囲で氷点下になる日が多いでしょう。日中もあまり気温が上がらず、札幌など日本海側の平地でも雪が降る寒さが続く見込みです。釧路など太平洋側は晴れる日もありますが、暖房なしでは過ごせないでしょう。
●東北
日本海側は冷たい雨の日が続く見込みですが、水曜日ごろからは気温の上がり方が鈍くなり、雪の交じることもあるでしょう。太平洋側も水曜日ごろからは日差しの温もりを感じにくくなりそうです。
●北陸から山陰
土曜日と日曜日はほぼ平年並みの気温で、肌寒いでしょう。月曜日は一時的に肌寒さが解消しますが、火曜日以降はこの時期らしい気温が戻る見込みです。
●関東、東海
気温の変化が大きいでしょう。土曜日は日差しが出て、昼間は快適に過ごせますが、日曜日と月曜日はヒンヤリとしそうです。火曜日は過ごしやすくなりますが、水曜日からは朝晩の冷え込みが強まる見込みです。
●近畿、山陽、四国、九州
3連休中はこの時期としては高めの気温で、昼間は上着なしでも過ごせるでしょう。水曜日ごろからは12月並みの気温になって、昼間も空気が冷たく感じられそうです。
●沖縄
石垣島など先島諸島は3連休中は真夏日となる所もありますが、徐々に熱帯夜からは解放されるでしょう。沖縄本島地方や大東島地方は水曜日ごろから、先島諸島は木曜日ごろから平年並みの気温になる見込みです。