関東は今夜、広く雨雲がかかり、あすの明け方にかけて本降りの所も。あすの午後は広く本降りで、沿岸部は雨だけでなく風も強まりそう。あさっては天気回復も、北風が冷たいでしょう。

18日午前9時の予想天気図(17日午前9時発表)
18日午前9時の予想天気図(17日午前9時発表)

11月なのに夏日 今夜は広く雨に

きょう17日の関東は、千葉県の鴨川や茂原で最高気温が25度と、夏日に。都心も23度7分まで上がって、もうすぐ師走とは思えない暖かさ(暑さ?)となりました。小春日和ならぬ、小“夏”日和です。湿気が多く、空気がムワ~っとしています。この湿気は雨雲が近づいているサイン。午後3時現在、東京都内や神奈川県には弱い雨雲がかかりはじめました。今夜の関東は各地で雨が降るでしょう。

あさってにかけて雨のピークは2回

雨を降らせる原因となるのが、関東に延びてくる前線と、前線上の低気圧。あさって19日にかけて関東付近を通過する低気圧は2個予想されており、低気圧が通過するタイミングで雨や風が強まるでしょう。1回目のピークは、「今夜からあすの明け方にかけて」です。今夜の降り始めは、パラつく程度の弱い雨ですが、日付が替わる頃は沿岸部で本降りとなる所がある見込みです。
今夜、降り出す雨は、あす18日の朝にはいったんやむ所があるでしょう。1個目の低気圧が通過するためです。ただ、雨がやんでいたとしても油断できません。早くも2個目の低気圧が近づきます。昼ごろからは再び広い範囲に雨雲がかかるでしょう。お出かけの際に雨が降っていなくても、雨具を忘れずにお持ちください。次第に本降りの雨となり、夜は雨脚の強まる所もあるでしょう。沿岸部は風も強まりそうです。2回目のピークは、「あすの夜から、あさっての明け方にかけて」となりそうです。1回目より2回目の方が雨も風も強まる予想で、特に沿岸部の風は夜から急激に強くなるでしょう。

夏日はきょうまで 雨の後は北風ヒンヤリ

季節外れの暖かさは、あす以降、落ち着いてきそうです。下の表は東京都心の、あすにかけてのポイント予報です。気温の数字に注目してみますと、最高気温は朝9時頃に観測される予想。その後、気温は右肩下がりで、夕方以降は15度を下回ってきます。また、北よりの風も強まるでしょう。あすは朝より夜の方が気温が低くなり、風がヒンヤリと感じられそうです。お帰りが夜になる方はカーディガンやストールなどを持っていくとよいでしょう。

東京のポイント予報(17日13時発表)
東京のポイント予報(17日13時発表)

天気が回復しても、気温上がらず

また、あさって19日は、朝には雨のやむ所が多く、天気は回復に向かいます。先週の雨の後は気温がグンと上がりましたが、今回の雨の後は北風が吹いて、暖かくはなりません。日差しが戻っても、気温は15度を少し上回る程度で、肌寒く感じられそうです。