低気圧や前線の影響で広く雨となっている日本付近。一旦、天気が小康状態となっても、このあと再び雨脚の強まる所があるでしょう。すでに雨量が多くなった所では少しの雨でも土砂災害などにご注意ください。

四国は夕方にかけて大気の状態が非常に不安定

四国地方では高知県や徳島県を中心に13日(金曜日)からの雨の量が多くなっていて、既に200ミリを超えている所もあります。
引き続き夕方にかけて、大気の状態が非常に不安定なため、土砂災害や河川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風には十分注意してください。

夜から雨脚強まる所も

和歌山県など近畿南部は、今夜から15日(日曜日)の明け方にかけて、まとまった雨となる所があるでしょう。
降り始めからの雨の量は、潮岬などで11月の平年の降水量をすでに上回っていて、このあと雨量はさらに増える見込みです。
また関東から北海道にかけての太平洋側を中心に、夜は雨脚が強まるでしょう。落雷や竜巻など激しい突風の恐れもあります。
特に伊豆諸島では夕方から夜遅くにかけて1時間に50ミリと、車の運転は危険になるほど非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
15日(日曜日)の朝までに予想される24時間降水量は、伊豆諸島の多い所で100ミリに達する見込みです。
土砂災害や河川の増水、低い土地は浸水する恐れがありますので、周囲の状況や今後発表される情報をこまめにご確認ください。