季節外れの暖かさが続いていた北海道は、きょうは一転して寒くなります。最高気温はきのうより6度から7度くらい低くなる所もあって、札幌は11度の予想。昼間もコートが必要なくらいの寒さです。東北から九州にかけては、日差しがでて気温が高めですが、きのうまでのような安定した晴天とはいかないようです。所々でにわか雨がありますので、折り畳み傘があると安心です。

北海道付近には寒気が流れ込む 昼間もグッと寒く

きのう(5日)までの北海道は季節外れの暖かさで、
最高気温は足寄など6地点で、2日連続して20度を超えました。
特に釧路地方の中徹別(なかてしべつ)では、きのうは22度9分まで上がり、
11月としては観測史上最も高い最高気温になりました。
しかし、きょうは一転、北海道は日差しはあるものの、
上空に寒気が流れ込んで、体感温度が一気に変わりそうです。
最高気温は、きのうより6度から7度も低くなる所があり、札幌も11度までしか上がりません。
旭川も11度、釧路は13度の予想で、昼間も寒く感じられるでしょう。
きょうは晴れても、きのうのような暖かさはありませんので、
厚手の上着やコートなどで寒さ対策をしてお過ごしください。

東北から九州は変わりやすい天気の所も にわか雨に注意

一方、東北から九州、沖縄にかけては、寒気の影響は小さく、
最高気温は広い範囲で平年を大幅に上回るでしょう。
昼間は晴れる所が多く、快適に過ごせそうです。
ただ、気圧の谷や湿った空気の影響で、九州南部は昼過ぎから、にわか雨の所がありそうです。
北陸や東北でも、夜は急に雨の降り出す所がありますので、
念のため折り畳み傘があると良いでしょう。
下の写真は、きのう(5日)の東京都江東区のヤマボウシ紅葉の様子です。
都心でも木々が色づき、秋の深まりが感じられるようになりました。
あすは、西日本から雨が降り出し、日曜日から月曜日にかけて広く天気が崩れそうです。
きょうの日差しを有効に活用できるといいですね。

ヤマボウシの紅葉(5日・東京都江東区)高橋気象予報士撮影
ヤマボウシの紅葉(5日・東京都江東区)高橋気象予報士撮影