晩秋の日本海側はしぐれの時期で「弁当忘れても傘忘れるな」という諺がありますが、金曜まで全国的に秋晴れで、傘を忘れても大丈夫な所が多いでしょう。次の雨は週末です。

4日9時の予想天気図(3日午前9時発表)
4日9時の予想天気図(3日午前9時発表)

きのうの冷たい雨から一転、きょう3日(火)は日差しの降り注いでいる所が多くなっています。東北や北陸は気圧の谷の影響で雨雲のかかっている所があるものの、次第に天気は回復へ向かう見込みです。上の図はあす4日(水)9時の予想天気図ですが、本州に高気圧の中心があり、北海道から九州まですっぽりと高気圧の圏内に入ります。6日(金)にかけては東西に帯状に連なる高気圧に覆われる見込みです。

金曜日まで広く晴れマーク ただし木・金は隠れた雨あり

下の図は4日(水)から8日(日)にかけての全国の4都市の天気です。まず、4日(水)は各地で晴れマークが並びます。北から南まで広く秋晴れとなるでしょう。大阪は晴れのち曇りですが、曇りといっても時々日差しのある曇りです。降水確率は各地とも20%以下と低く、にわか雨もない見込みです。5日(木)、6日(金)と高気圧に覆われ晴天の続く所が多いでしょう。晩秋の日本海側の地方は、雨が降ったり晴れたり天気がめまぐるしく変わる「時雨(しぐれ)」の季節で、「弁当忘れても傘忘れるな」ということわざがあるくらいですが、金曜にかけて時雨れることはなく、傘を忘れてもオッケー! むしろお弁当を忘れないでくださいね。
ただ、5日(木)、6日(金)は一部でにわか雨の可能性があります。四国と、宮崎など九州の東側です。これらの地域は、湿った東よりの空気が陸地にぶつかって雨雲がわきやすくなります。雨の降る所がありますので、天気マークに「傘」がなくても、雨具をお持ちになった方がよいでしょう。

全国の4都市の4日から8日の天気(3日午前11時発表)
全国の4都市の4日から8日の天気(3日午前11時発表)

週末は傘の用意を

7日(土)から8日(日)にかけては、低気圧や前線が日本付近を通過していく見込みです。このため、7日(土)は西日本で広く雨となるでしょう。そのほか東海から東北も雨の降り出す可能性があり、8日(日)にかけては北海道も含めて広く雨が降るでしょう。週末は各地で傘が必要になりそうです。15日(日)の七五三を前に、写真の早撮りやお参りを予定されている方もいらっしゃると思いますが、雨対策を考えておくとよいでしょう。特に着物の場合は、早めに必要なアイテムを揃えておくと安心です。雨の降る時間や強さについては、tenki.jpで最新の情報をご確認ください。
なお、来週前半は西高東低の冬型の気圧配置になる日があるとみられ、日本海側は時雨が予想されます。金曜にかけての晴天を洗濯や布団干しなどに有効活用してくださいね。