台風24号は熱帯低気圧に。熱帯低気圧周辺の湿った空気が流れ込み、沖縄はしばらくスッキリしない天気になりそうです。一方、25号は暴風域を伴いながら、小笠原諸島に接近する見込みです。

台風24号は熱帯低気圧に 沖縄はしばらく曇りや雨

21日15時、台風24号はバシー海峡で熱帯低気圧に変わりました。上の衛星画像を見てもわかるように、すでに発達した雲は見られません。
ただ、沖縄では、この熱帯低気圧周辺の湿った空気の影響を受けそうです。熱帯低気圧の動きが遅いため、22日木曜から来週にかけて、曇りや雨のスッキリしない天気が続きそう。大雨になることはない見込みですが、海岸付近では高波に注意が必要です。

台風25号 暴風域を伴い小笠原諸島へ 広く高波に注意

一方、強い台風25号は、硫黄島の南海上を北上中。はっきりとした渦が見られ、中心付近には眼も見られます。
この後は、スピードを上げながら北東に進む見込みです。
23日頃にかけて、暴風域を伴ったまま小笠原諸島に接近するでしょう。大しけとなるため、高波に警戒してください。
また、この台風の影響で、東日本から西日本の太平洋側でも、うねりを伴った高波に注意が必要になりそうです。

木・金は広く晴れ 土曜は天気崩れる所も

下のグラフは、1日に10ミリ以上の雨を予想している地点数を表したもの。木曜~金曜は、10ミリ以上の雨が降るのは沖縄のみで、北海道から九州は広く秋晴れとなるでしょう。
24日土曜は、北日本を気圧の谷が通過するため、北海道や東北の日本海側、北陸で雨が降る予想。その後は寒気が流れ込み、季節がグッと冬へと近づきそうです。詳しくは、吉田予報士の記事「札幌は雪予想 東京含め今季一番冷える」もご覧ください。